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牧水像 切断され海外へ 窃盗容疑で男2人再逮捕

上毛新聞 8月25日(木)6時0分配信

 群馬県中之条町の暮坂峠にあった若山牧水の銅像を盗んだとして県警捜査3課と長野原、吾妻両署は24日、窃盗の疑いで神奈川県藤沢市渡内、無職、坂庭元次(37)と、同市亀井野、金物販売店店員、橘明伸(34)の両容疑者を再逮捕した。県警によると、銅像を買い取った県外の業者は「他の銅製品と海外へ輸出した」と話しているという。

◎銅板などとともに670キロ、18万円で売却

 2人の再逮捕容疑は7月9日午後4時半から10日午前11時ごろまでの間に、若山牧水の銅像(時価50万円相当)を盗んだ疑い。2人は容疑を認め「銅像は電動の工具で切り、売った」と供述している。長野原町のホームセンターで買った脚立に乗り、銅像の足の部分を切断したという。

 県警によると、2人は同月10日、県外の金属を買い取る店に、銅像のほか、同町などで盗んだ橋やトンネルの銘板、長野県で盗んだ銅像など計670キロを持ち込み、18万7600円で売っていた。

 この店には同月下旬にも静岡県で盗んだとみられる竜の頭の像を持ち込んでいた。県警は2人が複数回にわたって銅製品を売っていたとみている。店からは銅像を含め本県で盗まれた銅製品は発見されず、店の従業員は県警に「7月30日にまとめて海外へ輸出した」と話しているという。

 県警によると、坂庭容疑者は5月中旬ごろから関東地方近辺で窃盗を繰り返していた。「これまでに1都10県の150カ所くらいでやった」などと供述していることから、県警は裏付け捜査を急ぐ。

 2人は長野原町林の国道145号久森沢橋の青銅製の銘板4枚(設置価格は計約26万円)を盗んだ疑いで県警に逮捕されていた。坂庭容疑者は覚せい剤取締法違反罪で、前橋地裁に起訴されている。

最終更新:8月25日(木)6時0分

上毛新聞