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LME非鉄価格、銅のみ続落。在庫は7カ月ぶりの高水準

鉄鋼新聞 8月25日(木)6時0分配信

 ロンドン金属取引所(LME)非鉄市況は現地23日、アルミ、亜鉛、鉛など各金属とも軒並み上昇する中、銅のみ続落。指標となるLME銅在庫が7カ月ぶりの高水準となったことで需要減退観測が強まった。一方、錫は供給不足感が意識され、6営業日続伸した。

 銅は前日比13ドル安の4719ドル(前場、セツルメント価格)、先物4731ドル(後場)と3営業日続落。序盤は方向感なく推移していたが、LME指定倉庫の銅在庫が前日比4・7%増の24万75トンと1月29日以来7カ月ぶりの高水準となったことが確認されると急落。一時は4700ドルを下回るなど、1カ月半ぶりの安値圏まで売られた。
 アルミは同1ドル高の現物1653ドル、先物1675ドル。動意に乏しい展開が続いているが、あるトレーダー筋では「わずかながら着実に上昇トレンドを描いている」と観測。在庫の減少傾向も継続しており、オンワラント(出荷予定のない地金)も過去最低水準であることが材料視されているもようだ。
 一方で「英豪系資源大手リオ・ティントが豪州に保有するアルミ製錬所の売却交渉が難航しているとの報道もあり、本格的な市況改善はまだ時間がかかるのでは」との声も聞かれる。

最終更新:8月25日(木)6時0分

鉄鋼新聞