ここから本文です

507馬力!ホンダのハイブリッドスーパーカー新型(2代目)NSXを徹底解説

オートックワン 8/25(木) 11:28配信

ホンダのスーパーカー新型NSXが遂に日本上陸

国産スポーツカーの流れを振り返ると、2000年代にホンダ「S2000」、トヨタ「スープラ」、日産「シルビア」、マツダ「RX-7」などが相次いで生産を終了した。

ホンダ 新型NSX(画像136枚)

一時はスポーツカーが欠乏状態に陥ったが、2012年にトヨタ「86」とスバル「BRZ」が登場して、2015年にはホンダ「S660」も発売されている。車種の数は今でも少ないが、個性的なスポーツカーが少しずつではあるが増え始めた。

そして2016年8月25日に、ホンダから高性能スポーツカーの新型(2代目)『NSX』が発表された。

ミッドシップスポーツカーらしいテイスト

初代NSXは、1990年に登場して、改良を重ねながら2005年まで生産されている。前述のスポーツカーとほぼ同時期に生産を終えたが、新型になって復活したわけだ。

新型NSXは、初代モデルと同様の2シータースポーツカーだ。エンジンは座席の後部、つまり車両の中央に搭載されるミッドシップのレイアウトを採用する。前後輪の重量配分は42:58としている。

ボディサイズは全長が4490mm、全幅は1940mm、全高が1215mmなので、かなりのワイドボディだ。

外観はいかにもミッドシップのスポーツカーらしく、ボンネットを低く抑えた。フロント側のオーバーハング(ボディが前輪から前側へ張り出した部分)が相対的に長く見えることも、ミッドシップスポーツカーの特徴だ。

ハイブリッドといえど、動力性能の“主役”はあくまでもエンジン

エンジンと駆動系は、V型6気筒3.5リッターのDOHCツインターボ+インタークーラーをベースにした「スポーツハイブリッドSH-AWD」になる(AWDは4輪駆動の意味)。

ホンダは以前から「レジェンド」などにハイブリッドのSH-AWDを採用しており、前輪駆動がベースだから、前輪側に1個、後輪側には左右に2個のモーターを備える。

新型NSXはミッドシップで後輪駆動が基本だから、単純にいえばレジェンドとレイアウトを逆転させた。後輪側にはエンジンと併せて1個のモーター、前輪側には2個のモーターを備える。トランスミッションは、2組のクラッチを装着するATの9速DCTとした。

動力性能の主役はハイブリッドといえどもエンジンだ。V型6気筒3.5リッターのDOHCツインターボはNSX用に新開発され、車両と同時に開発を進めたから連携も図れている。

低重心化を目的に、V型エンジンのバンク角(斜めに配置されたシリンダー同士の角度)はエンジンルームの限界となる75度まで広げた。

潤滑方式はドライサンプとしている。オイルをエンジン下側のオイルパンではなく、専用のタンクに収めて噴射する方式だ。重心が下がって潤滑性能も優れ、旋回時の遠心力によるオイルの偏りも防止しやすい。

吸排気バルブには、開閉タイミングを連続して変化させるVTCを採用した。インタークーラーは大型で吸気温度を効果的に抑え、高出力化に対応している。

エンジン本体の最高出力は507馬力(6500~7500回転)、最大トルクは56.1kg-m(2000~6000)回転。ターボの効果により、5.6リッター並みの最大トルクを幅広い回転域で発生している。

1/3ページ

最終更新:8/25(木) 15:30

オートックワン