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シャンパンゴールドに輝く車体 JR東の豪華列車「TRAN SUITE 四季島」がお披露目

乗りものニュース 8/25(木) 15:21配信

前面形状が特徴的な先頭10号車

 JR東日本が2017年5月に運行を開始する豪華クルーズトレイン「TRAN SUITE 四季島」。すでに第1期の乗車申し込みは終了し、最大76倍という抽選倍率が注目を集めましたが、その旅の主役となる車両「E001形」の一部が2016年8月24日(水)、報道陣に初めてお披露目されました。

【写真】豪華列車「四季島」デラックススイートの暖炉

 この日、製造会社である神戸市兵庫区の川崎重工兵庫工場で公開されたのは、上野駅を基準として青森方の10号車(先頭車)と、その隣に連結される9号車の2両。「四季島」のロゴが入った大きな幕が音楽に合わせて落とされると、その向こうからはシャンパンゴールドに輝く車体が姿を現しました。

 まず注目なのは10号車の前面形状です。上部が張り出した“逆流線形”とでも呼ぶべきスタイルで、両端にはLEDのヘッドライトが縦に並んでいます。屋根部分もガラスで構成され、乗客はその後ろの展望スペースから、流れる景色を存分に堪能できそうです。

 展望スペースの側面は三角形の窓が並ぶ、これまでにない独特のデザイン。この部分は高床構造になっているとのことで、車内では足元まで伸びた窓から景色を楽しめることでしょう。

「超ヘビー級」であることが判明した「四季島」の車両

 続く9号車は、「四季島」に用意される客室のうち、標準的な「スイート」が3室設けられています。側面には、おそらくリビングルームと思われる部分の大窓のほか、正方形の小窓が並び、今までの鉄道車両にはない印象を受けます。編成中5両が「スイート」車両ですが、このうち今回公開された9号車を含む4両が電動車で、車体と同一色のカバーで覆われた床下部分には機器がぎっしりと搭載され、また屋根上にはパンタグラフも見られました。ちなみに、編成両端の1号車、10号車も電動車です。

 今回は、車体外観とともに車両寸法や主要機器なども公表されました。「四季島」はEDC方式という新しい駆動方式を採用。基本的には架線から受け取った電気でモーターを回す「電車」ですが、発電用ディーゼルエンジンも搭載しており、非電化区間でも走行が可能。両端の先頭車両はモーターに加えてエンジンも搭載しているため、車体重量は64トンと、日本の鉄道車両としては異例の“超ヘビー級”です。

 車両開発を統括したJR東日本 常務執行役員(運輸車両部長)の太田朝道さんは「予想以上に滑らかな前面形状や、上品さを感じるシャンパンゴールド塗装など、最高の車両ができた。これまでにない雰囲気と旅を味わってほしい」と話していました。

 E001形は、公開会場の川崎重工では7両が製造されます。現在は最終チェック中で、東京へ輸送された後に、JR東日本グループの鉄道車両製造メーカー、総合車両製作所(J-TREC)で製造している3両と組み合わされ、デビューに向け試運転が開始されます。

伊原 薫(鉄道ライター)

最終更新:8/25(木) 16:50

乗りものニュース

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