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内島萌夏(小平二)が単複2冠、史上9人目 [全中テニス]

THE TENNIS DAILY 8/25(木) 9:00配信

「第43回全国中学生テニス選手権大会」(8月19、20日団体戦、21~24日個人戦/岩瀬スポーツ公園テニスコート:砂入人工芝コート28面)の大会最終日は、男女シングルス決勝と男女ダブルス決勝が行われた。

男子シングルスはトップシードの齋藤惠佑が全国タイトルを獲得 [第43回全中最終日]

 女子シングルスと女子ダブルス(パートナーは妹・舞子)で優勝を飾った内島萌夏(小平市立小平第二)は、1999年以来となる史上9人目の単複2冠を達成した。

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 第2シードの内島は、第1シードの坂詰姫野(上越教育大学附属)と決勝を戦った。10日前の全日本ジュニア16歳以下の準々決勝でも顔を合わせているふたりだが、そのときは3-6 7-5 6-4で坂詰が逆転勝利を収めた(その後、坂詰は同大会準優勝)。

 今回の対戦でも内島が第1セットを取る。それも1ゲームも与えずに。

 2人の心の中が明暗を分けた。
「彼女とは今回が3度目の対戦で、いつも入りがいい。チャレンジャーの気持ちで思いきって試合に入ったのがよかった」と内島。一方の坂詰は「全日本ジュニアも決勝までいけたのに負けたので、今回は優勝したいという気持ちが強く、焦りから冷静さを欠いていた」と振り返った。

 しかし、第1セットを取ったことで内島の心境に変化が生まれる。「あと1セットで勝てる状況になって硬くなり、足が動かなくなってミスも増えてしまった」。

 逆に坂詰は気迫のこもったプレーで第2セットの最初のゲームをキープし、2-0とリード。2-2まで追いつかれたが、そこからまたギアを上げ、一気に4ゲームを奪ってセットオールに持ち込んだ。

 最終セットは均衡した立ち上がりだった。お互いに2度ずつブレークして2-2。流れが変わったのはその次のゲーム。坂詰がデュースにもつれながらもキープして3-2、続くゲームで2連続の鮮やかなウィナーなどでブレークして4-2、さらに、次のゲームもデュースにもつれながらも粘り強くキープして5-2とし、あと1ゲーム取れば優勝だった。

 ところが、この状況で2人の気持ちにふたたび大きな変化が訪れる。
「過去にリードした状況から守りに入って負けたことがあった。だから“攻めなきゃ”と思っていたけど、その気持ちが強すぎた」と坂詰。
「もう思いきってやるしかなかった。とりあえずコートの中に長くいる意識でやった。すると、相手がちょっとずつミスをしてくれて、ラッキーだった」と内島。

 2-5から、内島の逆転劇が始まったのだ。誰にも予想できないほどの展開で、内島自身も「ビックリした」というほどの5ゲーム連取の大逆転勝利だった。第2セットで勝ちを意識した部分はあったかもしれないが、内島はそれほど状況に左右されず“普通”にプレーした。それこそが内島の最大の武器であり、大逆転勝利の要因だった。

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 内島はシングルス優勝の喜びもつかの間、その後、ダブルスの決勝を戦った。2学年下の妹・舞子とのペアは第3~4シードで、相手はノーシードの新見小晴/田中陽明子(岡山市立桑田中)。

 第1セットはどちらも譲らずほぼ互角の展開となるが、それは4-4まで。内島姉妹が攻めて2ゲームを連取し、第1セットを制した。第2セットは田中のサービスから始まり、最初からデュースにもつれる。しかし、このゲームをダブルフォールトで落とすと、流れは徐々に内島姉妹に傾いていった。

 新見/田中は「普通にやったら勝てない」と、2人ともベースラインに下がる陣形を試すなど内島姉妹を崩すために工夫をこらすも、第2セットは突き放されてしまった。内島姉妹が6-4 6-1で勝利を収め、姉は2冠を達成。妹は、準決勝で新美/田中に敗退したチームメイトの毛呂彩音/金子さら紗(小平市立小平第二)のリベンジに成功した。

(テニスマガジン/編集部◎池田晋)

最終更新:8/25(木) 9:54

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