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アニメとコラボ奏功 横須賀市、集客効果は抜群

カナロコ by 神奈川新聞 8月25日(木)10時30分配信

 横須賀市が、地元ゆかりのアニメとコラボした集客促進事業に力を入れている。5年前の開始後、これまでに3作品と協力し、スタンプラリー、ウオーキングイベントなど多様な催しを展開。高齢者が多かったイベントに若者が増え、用意された賞品のキャラクターグッズも品切れになるなど、効果が出ている。

 市観光企画課によると、アニメとのコラボは、横須賀出身の主人公の学園生活を描いた「たまゆら」が発端。制作会社から市に声が掛かったのをきっかけに、市内の飲食店を巡るグルメスタンプラリーや、アニメ声優の一日駅長などのイベントを実施した。

 その後「蒼き鋼のアルペジオ」や、「ハイスクール・フリート」の2作品とも協力して、数々の催しを行ってきた。いずれも艦艇が登場するアニメで、舞台に横須賀が選ばれる理由を同課は「首都圏に近く、海上自衛隊や米海軍の基地があり『海軍の街』のイメージがあるからでは」と分析する。

 今年7月からは、「ハイスクール・フリート」のキャラクターの等身大パネルを市内の飲食店など34店舗に設置。500円以上の買い物で缶バッジがもらえるキャンペーンを実施した。全34種類を1週間で制覇した人もいたという。

 作中に登場するお菓子を販売する和菓子店「さかくら総本家」横須賀中央駅前店(同市若松町)は、5階部分に等身大パネル34個を展示し、土日祝日に開放している。店長の坂倉純一さん(33)は「初めはどのくらい人が来るのか疑っていたけれど、週末に100人ほどファンが来る」と反響に驚く。

 当初、アニメとのコラボに難色を示す商店街関係者もいたというが、同課は「今では成功事例を知っていて、逆にみんなやりたがっている」と話す。「アニメを一つのきっかけとして横須賀を好きになって、また来てもらえれば」

最終更新:8月25日(木)10時30分

カナロコ by 神奈川新聞