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第3次嘉手納爆音訴訟が結審 「人間として尊厳が守られるよう切に願う」

沖縄タイムス 8/25(木) 12:20配信

 沖縄県嘉手納町や沖縄市など米軍嘉手納基地周辺の住民約2万2千人が、国に深夜早朝の米軍機飛行差し止めと損害賠償などを求めた「第3次嘉手納爆音訴訟」が25日午前、那覇地裁沖縄支部(藤倉徹也裁判長)で結審した。判決日は、追って指定される。

 原告団の新川秀清団長は意見陳述し、「司法の正義をもって静かな夜と、人間が人間として尊厳されるよう切に願う」と差し止め判決を出すよう強く訴えた。

 住民側は(1)午後7時~午前7時まで全ての米軍機の離着陸禁止。エンジン調整音などの騒音を40デシベル以下に制限、(2)午前7時~午後7時まで、騒音を65デシベル以下に制限(3)過去、将来分の損害賠償―を求めている。対して国側は請求を退けるよう求め、全面的に争っている。

 提訴は2011年4月。航空機騒音による睡眠妨害を通じた心疾患や高血圧が発症しているなどとして、住民側が立証を重ねた「騒音と健康影響の因果関係」が最大の争点。

 第1、2次訴訟ではいずれも、騒音の違法性や過去分の損害賠償を認めたが、差し止め請求は退けている。

最終更新:8/25(木) 18:20

沖縄タイムス