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米国債:5年債ほぼ変わらず、利上げ見通し依然不透明-入札好調

Bloomberg 8月25日(木)4時4分配信

24日の米国債市場で5年債相場はほぼ変わらず。この日実施された5年債入札は需要が旺盛で、年内利上げ見通しはまだ市場に浸透していないことがあらためて示された。

発行額340億ドルの5年債入札では、外国中央銀行や投資信託を含む間接入札者による落札額が過去最高となった。前日の2年債入札では応札倍率が5月以降の最高に達し、市場が年内利上げの可能性に対して無頓着だと米金融当局が最近発した警告は受け流された格好。

ワイオミング州ジャクソンホールでのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演を26日に控え、次回利上げのタイミングが見えてこないことから米国債相場は今月、狭いレンジにとどまっている。

ウエスタン・アセット・マネジメント(カリフォルニア州パサデナ)のマネーマネジャー、ジョン・ベロウズ氏は「潜在成長率を上回る景気拡大と金融状況の改善、インフレ期待の上昇という、追加利上げの条件はまだ満たされていない」とリポートで指摘。「イエレン議長は次回利上げの時期についての質問は避けて、もっと大局的な考えに集中するだろう」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在の5年債利回りはほぼ変わらずの1.14%。同年債(表面利率1.125%、2021年7月償還)価格は99 29/32。利回りは今月に入ってから18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)のレンジで推移、2014年2月以降で最小の値幅となっている。2年債利回りは0.76%、10年債利回りは1.56%。

ブルームバーグがまとめた先物市場のデータによれば、9月利上げの確率は28%として織り込まれており、昨年末時点の87%から低下している。一方、12月までの利上げの確率は約54%。昨年末は93%だった。

モントリオール銀行の金利トレーダー、バーラ・シェリダン氏(ロンドン在勤)は「問題はFOMCの信頼性だ」と指摘する。「すでに利上げを信じて膨大なマネーが失われた。初回利上げから6カ月間、何も動かなかった時点ですでに記録破りであり、前代未聞の事態だ。最初の利上げからもう8カ月だ」と述べた。

5年債入札では間接入札者の応札比率が68.7%と、これまでの最高を記録した。過去10回の入札での平均は58.4%。最高落札利回りは1.125%。応札倍率は2.54倍と、5月以降の最高だった。7月26日の前回入札では2009年以来で最低の応札倍率だった。

米財務省は23日に2年債(260億ドル)の入札を実施。最高落札利回りは0.76%、応札倍率は、これも5月以降で最高の2.83倍だった。原題:Appetite for Short-Dated U.S. Debt Shows Doubts on 2016 Fed Move(抜粋)

相場を更新し、第6段落以降を加えます.

Anooja Debnath, Andrea Wong

最終更新:8月25日(木)6時50分

Bloomberg

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