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債券上昇、流動性供給入札順調で買い優勢-日米金融当局の発言見極め

Bloomberg 8月25日(木)8時7分配信

債券相場は上昇。米国債相場が軟調に推移した流れを引き継いで売りが先行した後、この日実施の流動性供給入札が順調な結果となったことを好感して、買いが優勢の展開となった。

25日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比8銭安の151円36銭で取引を開始。徐々に水準を切り上げ、午後に入ると、流動性供給入札結果を好感して151円56銭まで上昇。結局は11銭高の151円55銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.08%で始まり、その後はマイナス0.085%を付けている。新発5年物128回債利回りは0.5bp高いマイナス0.17%で始まった後、マイナス0.175%に戻した。新発20年物の157回債利回りは0.5bp高い0.265%で始まった後、0.26%を付けている。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「流動性供給入札は、先日の20年債入札と同様に極めて順調に消化された。前回の日銀決定会合以降、政策が読めなくなっていて金利が上昇したが、現行水準では買ってみようという雰囲気が出ている」と指摘。「買いを手控えていたが、9月の国債償還を控えて買いエネルギーがたまってきた。いったん手じまっていた人もいるだろうが、買わなければいけない資金があると思う」と話した。

財務省が午後発表した残存期間5年超から15.5年以下を対象とした流動性供給(発行額5000億円)の入札結果は、募入最大利回り較差がマイナス0.012%、募入平均利回り較差はマイナス0.015%となった。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.85倍と、同年限を対象にした前回7月22日入札の2.66倍から上昇した。

FRB議長講演

24日の米国債市場で米10年債利回りは前日比2bp上昇の1.56%程度となった。米ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムでのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を26日に控えて、やや売りが優勢だった。

メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ債券ストラテジストは、「イエレン議長講演はそれほど影響ないとみている。9月の日銀会合まではいろいろな報道に反応することはあっても、基本的にはそんなに動かなくても良い水準ではないか」との見方を示した。

ジャクソンホールでのシンポジウムには、黒田東彦日銀総裁も出席する。パインブリッジの松川氏は、イエレン議長のほか、黒田総裁の発言も見極めたいと指摘。「これまでの黒田総裁発言を見る限り、緩和姿勢を変えることは示唆していない」と述べた。

Hidenori Yamanaka, Yumi Ikeda

最終更新:8月25日(木)15時38分

Bloomberg

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