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ドル・円は100円台半ば、イエレンFRB議長の講演待ちで小動き

Bloomberg 8月25日(木)9時46分配信

25日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=100円台半ばを挟んだ水準で推移。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演を翌日に控え、値動きの乏しい展開となった。

午後4時15分現在のドル・円相場は100円44銭付近。午前に一時100円62銭と3営業日ぶりの水準までドル高・円安が進んだが、ドルの上値は限定的で、午後には100円36銭まで値を切り下げる場面も見られた。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、「ジャクソンホールにらみに尽きる」と言い、今週はこれまでのところドル・円の値幅が1円にも満たないと説明。イエレン議長の講演については、「雇用統計を見る前に金融政策の方向感を織り込ませるような言質を与えないというのが一般的な見方」とした一方、質疑応答などでの発言にも警戒感があり、「身動きが取れない」と話す。

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この日の米国時間には、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムがワイオミング州ジャクソンホールで3日間の日程で開幕する。イエレン議長は26日に「金融政策のツールキット」をテーマに講演する。日本銀行の黒田東彦総裁も出席する。

みずほ銀行のトレーダー、日野景介氏(ニューヨーク在勤)は、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が先週、タカ派的な発言をしたことで、「その向きへの警戒は多分にある」とし、イエレン議長の講演について「ちょっとタカ派に期待している人はいるのではないか」と指摘。「イエレン議長は当然ハト派だからそんなに強気なことは出てこないと思っている人もいるはずなので、そうすると、ダドリー総裁のようなタカ派なコメントが出てくると、もしかしたらドル買いになるかもしれない」とみる。

三菱モルガンの植野氏は、「黒田総裁も出席することで、総括的検証に対する種明かしみたいなものが飛び出すかどうかが、ドル・円にとってもう一つのポイントになった」と説明。「9月の日銀会合よりも前に総括的検証の結果を独断で公開するとは考え難い」としながらも、「目線がイエレン議長の講演に集中している分、思わぬ発言が出た場合は今週末のドル・円の着地点に影響する可能性がある」と言う。

Kazumi Miura

最終更新:8月25日(木)16時18分

Bloomberg

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