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シリア内戦めぐる国際社会の隔たり縮小も-トルコ軍越境で

Bloomberg 8月25日(木)16時29分配信

トルコ軍がシリア領内で過激派組織「イスラム国」の支配地域の制圧に乗り出したことは、これまでシリアのアサド大統領排除を目指してきたトルコの立場が変わりつつあることを反映しており、シリア内戦における国際社会の隔たりが狭まり始める可能性があると専門家はみている。

トルコが最近、政治的な解決策においてアサド大統領の暫定的な役割を受け入れる用意があることを示唆していることについて、引退したトルコ外交官のウナル・チェビコス氏は大きな変化だと指摘した。

同氏は「アサド大統領の排除より重要な課題があることをトルコは認識している」と述べ、アサド政権を支持しているロシアとイランとの関係改善にトルコが門戸を開いたとの分析を示した。トルコがロシアの容認を得ずにシリア領内の制圧作戦を開始することはなかっただろうとも語った。

トルコ当局は24日に始まった今回の作戦はクルド人勢力も標的にしていると説明。米国はトルコ軍の作戦への支持を表明。バイデン米副大統領が同日、アンカラを訪問した。

原題:Turkish Incursion Could Prove a Game Changer in Syrian Civil War(抜粋)

Donna Abu-Nasr, Marc Champion

最終更新:8月25日(木)16時29分

Bloomberg