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「久志の若按司」堂々 名護市久志区の豊年祭で19演目披露

琉球新報 8月26日(金)5時0分配信

 【名護】名護市久志区の盆行事の豊年祭が18日、同区で行われた。同区体育館玄関前に特設した舞台では3年に1回の舞台踊りが行われた。地域で受け継がれてきた舞踊や組踊を計19演目披露した。複雑な駆け引きのある物語や豪快な殺陣の場面など見どころの多い敵討ち物の組踊「久志の若按司」も上演した。区内外から多くの来場者が駆け付け、好演した出演者には客席から「したいひゃー(よくやった)」「最高」などの声も上がり、舞台と客席が一体で楽しんだ。
 舞踊では、遠い地から故郷・沖縄にいるいとしい人を思う心情を舞う「南洋浜千鳥」や、久志独特の「久志ヌ女踊り」など地域の特色ある踊りが次々に登場した。「人形踊り(ミンジョーヲゥドゥイ)」は、踊りの上手な女性の顔をかたどった面をかぶる久志の踊り神「ミンジョーガナシ」と案内役をする男性2人が登場し、特徴的な動きを見せた。
 組踊「久志の若按司」は約1時間半の長編。久志の若按司と天願の若按司が情報戦の末に謝名大主と富盛大主らを捕らえるまでを描いた。戦いの場面では爆竹も打ち鳴らされるなど豪快な演出で客席を引き付けた。
 観客らは屋台で販売されるカレーライスや飲み物なども飲食しつつ、和やかな雰囲気の中で舞台を楽しんでいた。
 宮里武継区長は「区民総出で協力してもらい感謝したい。区民全体で継承していかなければならない」と思いを語った。

琉球新報社

最終更新:8月26日(金)5時0分

琉球新報