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anderlust アニメ『バッテリー』テーマ曲にトリプル起用された話題作シングル/インタビュー1

エキサイトミュージック 8月26日(金)17時45分配信

 
■anderlust/New Single『いつかの自分』インタビュー(1/3)

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自分たちの楽曲では見えていない部分が、楽曲をカバーすることで見えてきたりもするので、すごく勉強になりました(越野)

今年3月にデビューしたanderlustの2ndシングル『いつかの自分』が完成! 前作に引き続き小林武史プロデュースで制作された今作は、タイトル曲はフジテレビ系で放送されている“ノイタミナ”アニメ『バッテリー』のオープニング・テーマに、カップリングのカバー曲「明日、春が来たら」(松たか子)と「若者のすべて」(フジファブリック)は同作のエンディング・テーマになるという異例のトリプル起用でも話題。さらに、小林氏が20年前に生み出した名曲「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」のカバーにも挑戦している。オリジナル曲はもちろんのこと、カバー曲でもanderlustらしさを存分に発揮している今作について、メンバーの越野アンナ、西塚真吾にたっぷりと語ってもらった。
(取材・文/片貝久美子)

感動と感激という言葉しか思い浮かばなくて、『バッテリー』の初回を観た時は涙を浮かべてました(越野)

――新曲「いつかの自分」はアニメ『バッテリー』のオープニング・テーマですが、こちらはアニメ用に書き下ろした楽曲になるんですか? 一言で「自分」と言っても、過去だったり未来だったり現在だったり……いろいろな捉え方ができる時間軸が印象的でした。

越野:アニメのお話をいただいてから作った曲になります。この「いつかの自分」ってというのには二つの意味があって、一つは目標に向かって成長している未来の“いつかの自分”、もう一つはその原点にいる過去の“いつかの自分”。この二つの自分はお互いを励まし合いながら、いつかまた出会うんじゃないか、というようっていうふうに私は信じているんです。成長する過程で原点を振り返った時は「あの時ああいうふうに思ってたな」とか「燃えてたな」って思い出して自分を励ませるし、原点に立った時は「よし、頑張ろう!」って思えるし。私自身、このanderlustという成長の過程にいる中なので、こういう曲が生まれたのかなって思います。

――この曲を書いてる越野さんは、未来の自分と過去の自分の間にいる感じなんですね。

越野:そうですね。なので、そういう意味では第3の“いつかの自分”というか。私の原点は10代の……って、数日前に二十歳になったばかりなんですけど(笑)、でもまだ心も幼い10代前半の時で、当時の気持ちをまだ鮮明に覚えてるんですよ。音楽の素晴らしさに出会った時の気持ちを思い出しながら書きました。ただ、実はこの曲を書いてる時の私はスランプに陥っていて……。

――スランプ!? 曲が書けないとか?

越野:そうなんです。1から曲を書くことがなかなかできなくて、この曲自体も元々は小林武史さんのデモから始まっているんです。デモのAメロ、Bメロを私が変えて、さらに大サビを足してっていうふうに、小林さんからもらった“種”みたいなものを広げていくことしかできなくて……。なので、歌詞にある<なに一つ上手くいかないなんて 長いことは 続かないからね>っていう部分は、自分の気持ちが生々しく表れてるんですよね。

――そのフレーズ、一番グッときました。

越野:本当ですか? よかった~! 今でも鮮明に覚えているんですけど、そのフレーズは駅の改札に入る直前、瞬間に思い付いたんですよ。で、そこから一気に広がっていったという感じなんです。

――西塚さんはこの曲について「学生時代を思い出して演奏しました」とコメントされていますが、どんなことを思い浮かべたんですか?

西塚:主に高校生ぐらいの頃を思い出してたんですけど、僕は男子校だったので、まぁいわゆる男子校特有のノリがあって……(笑)。馬鹿っぽいことをした思い出もありますし、あとは当時、ベースを弾くことを純粋に楽しんでもいたので、その頃の気持ちを思い浮かべていました。やっぱり、心持ちってすごく大事だと思うんですよ。感情だったり考えていることだったりっていうのは音に出ると思うので、この曲にもそういう若々しさみたいなものが出てたらいいなって思いますね。

――気持ちの面に加えてテクニカルな面でこだわったことはありますか?

西塚:僕はいつもベースがバックに徹することなく、歌を引き立てつつも、ベースも歌と同じくらいちゃんと存在感のあるものにしたいと思っているんですが、今回はバンドメンバーと一緒に「せーの」で録ったんですよ。なので、お互いがお互いを刺激し合っている感じだったり、その時の緊張感だったりが録音されてるかなって思います。

――ちなみにアニメのほうはご覧になりましたか?

越野:毎回観ています。今回エンディングも担当させていただいているんですけど、オープニングもエンディングも絵のタッチが繊細で、淡くて、なんだかシャボン玉を見ているような感じがするというか。自分としては感動と感激という言葉しか思い浮かばなくて、初回を観た時は涙を浮かべてました。この曲が書けて本当に良かった!って。

――淡いと言えば、この曲のミュージックビデオもとても素敵な仕上がりでした。

越野:ありがとうございます! ここまで壮大な撮影は私たちも初めてで。高さが3mくらいあるスクールバスの上で演奏させてもらったり、天気予報では雨だったのが見事に晴れて素敵な夕焼けのシーンが撮れたり、印象的な撮影でした。

西野:あのバス、結構怖かったよね。屋根がベコベコして。

越野:そうそう。本当、5人以上は乗れない……って、普通は乗っちゃいけないって教えられる場所ですけど(笑)。

――たしかに(笑)。でも、MVではお二人の他に楽しそうに楽器に触れる子供たちも登場して、「いつかの自分」という曲の世界観がそのまま映像化されているように伝わってきました。

越野:本当そうなんです。ちびアンナちゃん役の女の子をはじめ、子供たちが本当にかわいくて。すごく楽しい撮影でしたね。本当、たくさんの人に観てもらえたらって思います。

最終更新:8月27日(土)17時15分

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