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【ドクターQ&A】運動では痩せない!痩せたいなら食べるな

デイリースポーツ 8月26日(金)14時0分配信

 【Q】会社で健康診断を受けるたびに「メタボなので痩せなさい」と指導を受けます。ジムにも行ってますが、なかなか痩せられません(40代男性)。

 【A】「痩せたいなら食べるな。食べたいなら痩せようと思うな」が王道です。運動してないから痩せられない、という患者さんが来られますが、そんなものは言い訳です。この場ではっきり言います。「運動では痩せられません」。

 例えば、1時間のウォーキングで消費するエネルギーはイチゴ大福1個分。連続4時間の縄跳び、実際には無理でしょうけど、もしやったとして、消費エネルギーはキツネうどん1杯です。4時間縄跳びするか、キツネうどん1杯辛抱するか、あなたならどちらを選びますか?

 生活習慣を改め、太りにくい体質を手に入れれば、誰でもやせられるし、リバウンドも起こりません。そのための一歩は、胃を小さくすることなのです。

 肥満大国アメリカでは肥満治療として、胃の一部を切除したり、ベルトで縛ったりして胃袋の容量を減らす「胃縮小手術」まで行われていますが、手術をせずに胃袋を小さくできれば、それに越したことはありませんよね。

 私が提唱している「胃袋ダイエット」は、脂肪分や炭水化物を減らすとか、野菜を多く摂るなど、余計なことを考える必要はありません。食べたければ間食をしても構いません。ただし、食べる量はすべて2割、減らしてください。

 その際、必ず目に見える形で始めるのがポイントです。主食、おかず、汁物、デザート、さらには水、お茶、お酒など、胃に入るすべてのものを普通に盛りつけ、それぞれ2割ずつ残します。とにかく「質より量」なのです。

 そして、残った食事は勇気を持って捨てなくてはいけません。「残して捨てろ」というと、みんな驚きますが、せいぜい1~2週間のことです。残った食事を捨てるのは、自分自身の甘えを捨てて「ダイエットするぞッ!」という意識を高めることにつながるからです。

 ◆回答者プロフィール 松本浩彦(まつもと・ひろひこ)兵庫県芦屋市・松本クリニック院長。内科・外科をはじめ「ホーム・ドクター」家庭の総合医を実践している。同志社大学客員教授、(社)日本臍帯・胎盤研究会会長。

最終更新:8月26日(金)14時0分

デイリースポーツ