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【稲富菜穂が若手ジョッキーに迫る】森裕太朗騎手 騎手目指して中学2年で宮城から滋賀に引っ越し

東スポWeb 8月26日(金)20時37分配信

【稲富菜穂が若手ジョッキーに迫る「突撃!!アンダー25」=森裕太朗騎手(19)】どうも、ヤングジョッキーに焦点を当てるこのコラムが楽しくてたまらない稲富菜穂です。今週は今年デビューの森裕太朗騎手を紹介しますね。ご存じの方も多いと思いますが、7日の小倉1Rで落馬。その後は2週連続で騎乗を見送ることに…。

「競馬学校のころから大きなケガをすることが多くて、2年生のときには4か月寝たきりの生活をしたこともありました。それからも何度かケガをして、結局は卒業も遅れてしまった。騎手になることができたのは、あのときに諦めなかったからです」

 森裕太朗騎手の強い思いを聞いていたので、落馬した瞬間は私も心配しました。今週末の小倉競馬で復帰できる見通し。ホント良かった…。

「お父さんが競馬が好きで福島競馬場によく通っていたんです。走っている馬の姿、音に衝撃を受けました。こんな世界があるんだって。父もいろいろ調べてくれて、小学校4年生のときに乗馬クラブに通い始めました」

 森裕太朗騎手は競馬場のない宮城県の出身。それでも小学生の時点ですでに騎手になりたいと思っていたんですね。転機になったのは中学2年生のとき。なんと、騎手になるために宮城県から滋賀県に引っ越したんですよ。その本気度、スゴくないっすか?

「お父さんの提案です。本気で騎手を目指すのなら、本場でやるほうがいいと。お母さんは渋っていたのですが、最終的には僕と一緒に来てくれました。本当に感謝しています」

 …ヤバイっす。家族の絆にもう泣きそうっす。最近、涙腺が緩い稲富菜穂(25)です。

「なんとかジュニアチームに入ることができて、そこから本格的に騎手を目指すことに。学校に行く前に、馬の手入れと乗馬を週5でしてました」

 スゴッ…。稲富の中学時代なんて「どれだけ寝てられるか」しか考えてなかったけどなぁ(だから本気度が違うって)。そんな森裕太朗騎手の初勝利はなじみのある福島競馬場でした。

「子供のころに足を運んでいた競馬場で最初に勝てた。普段は寡黙な先生(鈴木孝調教師)の“おめでとう”って言葉はうれしかったし、騎手になる前からお世話になっていたオーナー(岡浩二氏)の馬で勝てたのもうれしかった。両親や祖父母も競馬場に来てくれました。いろいろなものが重なって…。本当にうれしい勝利でした」

 …もう泣いていいですか? 当たり前ですが、多くの方に支えられているんですね。私もそうです。ファンの方にこの場を借りてお礼を言いたいです。

「同期は僕よりも勝っていますし、早く追いつきたいと思ってやっています。一気に挽回して新人賞を目指したいですね」

 このコラムを始めてから応援したい騎手が一気に増えました。みんな、いろいろなものを背負って頑張っているんですよね。森裕太朗騎手の今後を全力で応援します。

☆もり・ゆうたろう=1997年3月2日生まれ。宮城県出身。栗東・鈴木孝厩舎所属騎手として今年3月5日にデビュー。初勝利は4月16日(コーディネーター)。8月21日終了現在、JRA5勝。

☆いなとみ・なほ=1990年12月16日生まれ。関西在住のタレントとして幅広く活躍し、現在はKBS京都の「競馬展望プラス」、ABC「おはよう朝日です」に出演中。彼女が取材した馬が激走することが多いことから、一部のトレセン関係者から「競馬界の女神」と呼ばれている。

最終更新:8月29日(月)10時20分

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