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京大アメフット部一般社団法人設立 全国の大学に先駆け

デイリースポーツ 8月27日(土)0時24分配信

 京大アメフット部は26日、一般社団法人「京大アメリカンフットボールクラブ」を設立したと発表した。22日に申請が受理されたという。大学の部活動が大学と連携して一般社団法人を設立するのは初めてとみられる。

 京大アメフット部は昨年の関西学生リーグ4位。1996年を最後に日本一の称号から遠ざかっている“古豪”だ。近年では、豊富な資金力を誇る私立大が「NFL級」とも言われるトレーニング施設や専用グラウンドを建設するなど、資金力の格差は拡大し、後塵を拝している。

 これまで、OB会などからの寄付金を中心としてきた部の運営は、約3000万円規模。一般社団法人設立によって、スポンサーシップ契約など、「学内団体」としてでは難しかった一般企業との契約が結びやすくなるメリットがある。

 アメフット部は現在、NFLパンサーズで5年間プレーしたアダム・シュワード氏がプロコーチとして就いているが、西村大介監督らその他のスタッフは“ボランティア”。自主財源を確保することで、安定的な部の強化やアメフットなどのスポーツ振興、地域貢献につなげていく。「産学連携」の実現や、ファン層の拡大も狙いだ。部の財政の透明化を図れるほか、監督などの人事も今後制度化していくという。

 さらに強豪校に対抗する“戦力”を整えるためにも、2020年までに年間1億円の収益を得たいという方針を打ち出している。現在、既に5社以上と契約に関する話が持ち上がっているという。

 京大の阿曽沼慎司理事は「全国の大学のモデルになれれば」と、学生スポーツ界の先駆けとなる取り組みを支持。鈴木大地スポーツ庁長官から期待の言葉を掛けられたという。西村監督は「カレッジスポーツが子供たちの新たな憧れになれば」と話した。

 この法人の理事長は、部のゼネラルマネージャー(GM)である三輪誠司氏。京大側も学部の研究を部の活動に還元することや、経営に関する知識の提供など、多方から運営に関わっていく意向だ。

最終更新:8月27日(土)0時28分

デイリースポーツ