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16ヵ国代表コスプレイヤーが競ったアニソンカラオケ、ハイレベルなパフォーマンスに観衆も大興奮<LIVE DAM STADIUM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2016>

BARKS 8月26日(金)21時46分配信

8月6日(土)、ワールドカラオケグランプリ<LIVE DAM STADIUM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2016>が名古屋のオアシス21で開催され、世界各国からやってきたコスプレイヤーがアニソンをカラオケで歌い、歌唱力や衣装、パフォーマンスを競い合った。

毎年8月の初めは、世界中から愛好者が集まる世界最大のコスプレイベント<世界コスプレサミット>で名古屋が熱くなる。1週間以上に及ぶ期間中は、パレードやトークショーなど様々なイベントが用意されているが、メインイベントであるコスプレパフォーマンスを競い合うチーム戦の「世界コスプレチャンピオンシップ」とともに、個人戦のこのワールドカラオケグランプリも目玉のイベントとなっていて、毎年人気を集めている。日本語以外を母国語とすること、日本のアニメやゲーム、ボーカロイド関連の楽曲を日本語で歌うことを基本的なルールとして、これまで各国で予選が行われてきたが、それを勝ち抜いた15国の代表がこの日名古屋に結集。そこに日本代表を加えた16名が、オアシス21 銀河の広場に設けられた特設ステージにて最終決戦に臨んだ。

この日の最終決戦は、予選と決勝戦というシステムで行われる。まず16人の各国代表を4人ずつ4グループに分けて予選を行い、それぞれのグループから1人が勝ち抜ける。そして最後に4人で決勝戦を行う。予選の審査方法は、テレビ番組などでもおなじみのカラオケ「LIVE DAM STADIUM」の「精密採点DX-G」を使い、100点満点で歌唱力を採点。さらに5人の審査員が、衣装とパフォーマンスをそれぞれ10点ずつで審査。合計200点満点で、各グループの最高得点者が勝ち抜けとなる。決勝戦はカラオケの採点機能は使わず、審査員の評価のみでグランプリと準グランプリを選ぶ、というシステムだ。

イベントはまず審査員の紹介からスタートしたのだが、今年の顔ぶれのすごさに早くも客席は大興奮となった。第一興商の取締役兼上席執行役員、渡邊泰人氏が審査員長を務めるのは昨年同様だが、活動50周年を迎えた声優界の超ビッグネーム古谷徹氏、仮面ライダーシリーズ、メタルヒーローシリーズ、スーパー戦隊シリーズなど数々の特撮ヒーローものの主題歌で知られるこの分野のカリスマシンガー宮内タカユキ氏、「ハレ晴レユカイ」など数多くのアニメソングをヒットさせた作曲家の田代智一氏、そして鈍く光る鎧で身を固め名古屋を中心に活動する銀鯱ヒーローORCA(オルカ)という布陣なのだ。紹介されるたびに怒号のような大歓声があがったのも無理はない。アニメ、特撮ファンが泣いて喜びそうな大物ばかり。こんなすごい審査員が真剣に耳を傾けてくれるカラオケなんて、ほかにないだろう。

すっかり客席のテンションが上がったところで、トップバッターの登場。ベトナム代表のLenny(レニー)さんだ。長い金髪に深紅のロングドレス、『マクロスF』のシェリル・ノームのコスプレで、曲は「ダイアモンド・クレバス」だ。日本語の発音もバッチリ、艶のあるハイトーンで観客を魅了した。精密採点の結果は、94.297という高得点。ここに審査員の点数が加えられることになる。

カナダ代表のChristina Nova(クリスティーナ・ノヴァ)さんは、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の神崎蘭子のコスプレで「華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~」を選曲。コスチューム同様に、歌声も動きも可愛らしく、さかんに拍手を浴びていた。日本語のセリフもしっかり決め、89.857点を獲得した。

ここで男性の登場。アメリカ代表のTed Tagami(テッド・タガミ)さんが歌うのは『ONE PIECE』の「ウィーアー!」。ルフィのコスプレで現れ、イントロでリズムに合わせてジャンプすると、客席に手拍子を要求。歌いながらステージを左右に走り回るなど軽快に動き回る。ときどき声が裏返りそうになるほど力いっぱい歌っていたのも印象的だった。得点は86.297点。

4人目はデンマーク代表のLiuwina Haeklund(リーウイナ・ヘックルン)さん。『ラブライブ!』の高坂穂乃果のコスプレで登場すると、“今日は声がタイヘンなことになってしまって、でも頑張ります。ミナサンの応援をお願いシマス”と一言。そして「僕らは今のなかで」を元気に飛び跳ね、ステップを踏み、つねに激しく動きながら力強く歌い切った。結果は87.741点。

これで最初のAグループの4人が終了し、歌い終えた4人がステージに再登場。審査員の古谷徹氏がここまでの感想を求められたのだが、“オレは革命軍参謀総長のサボ。ルフィのバックにはオレがついてるぜ!”とサボの声色でキメたものだから、客席から大歓声があがった。そして改めて、“みんな歌がとても上手くて魅了されました。歌もコスプレもクォリティが高いし、なにより日本語が上手いのでびっくりしました”とコメント。そしてAグループからの決勝進出者の発表。精密採点でもダントツの高得点だったベトナム代表のレニーさんが選ばれた。

Bグループの最初は、オーストラリア代表の(Janet Yuen)ジャネット・ユエンさん。人形のようにスカートが丸く広がったコスチュームは『HUNTER×HUNTER』のビスケ。曲は本田美奈子が歌った「風のうた」だ。美しいビブラートのかかる歌声は高音も伸びやかで、この頃にはすでに超満員になっていた観客は、みんなうっとりと聴き入っていた。採点の結果は93.132点。

続いてブラジル代表の男性が登場。Ryuji(リュウジ)さんも『HUNTER×HUNTER』で、クロロ=ルシルフルのコスプレ。選曲した「太陽は夜も輝く」は、音域が広く難しい曲だが、想いを込めるようにしっとりと歌い上げ、77.395点を獲得した。

日本代表はALICE(アリス)さん。セーラー服姿は、『とある科学の超電磁砲』の佐天涙子のコスプレで、曲は「only my railgun」。スピーディーな楽曲にまくしたてるようにテンポよく歌を乗せていくアリスさん。すると客席も一段と盛り上がり、立ち上がってオタ芸を披露する男性の集団も現れた。採点結果は89.401点だった。

Bグループの最後はタイ代表のKoyuki(コユキ)さん。最初にステージに置かれたVF-31J ジークフリードを見て、客席からは大歓声。そして『マクロスΔ』の美雲・ギンヌメールのコスプレで登場したコユキさんは、その前で踊りまくりながら「いけないボーダーライン」を熱唱。ジークフリードと絡んだり、ステージを駆け回っては客席に手を振ったり、とても明るく楽しいパフォーマンスで、86.854点を獲得した。

これでBグループの4人のパフォーマンスが終了。宮内タカユキ氏は、“みなさん日本語が素晴らしいし、元気いっぱいでよかったと思います”とコメント。続けて、“個人的にはジャネットさん、ビブラートが素晴らしかったし、ハートがある日本語がとても伝わってきました”と絶賛した。そしてそのオーストラリア代表のジャネット・ユエンさんが、Bグループの決勝進出者に決定した。

Cグループはオランダ代表のKikuri(キクリ)さんからスタート。丈の短い浴衣は『偽物語』の阿良々木月火のコスプレで、登場するなり客席から“かわいいっ!”と声が飛んだ。アニメから飛び出したような愛くるしい声と動きで「白金ディスコ」を歌い、“ありがとう。とても楽しかった”と日本語でのコメントにも大きな拍手が送られた。採点結果は86.358点だった。

中国代表のYang Aiyi(ヤン・アイイー)さんは、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』の聖川真斗のコスプレで凛々しく登場。選曲したのが「恋桜」、男性歌手の演歌という難しいチャレンジだったが、低音を朗々と響かせ、日本語の演歌もなんなくこなしてみせた。立ち居振る舞いも堂々としてダンディだったヤン・アイイーさん、87.440点を獲得した。

続いてロシア代表のLisandra(リサンドラ)さん。『ファイナルファンタジーX-2』のユウナのコスプレで、「1000の言葉」を選曲。日本語の発音もほぼ完ぺきで、感情のこもった歌いっぷり。90.496点を獲得すると、“夢みたい! 日本語全部忘れてシマイマシタ”と興奮気味に話していた。

Cグループの4人目は、マレーシア代表のYukino(ユキノ)さん。『甲鉄城のカバネリ』の四方川菖蒲のコスプレで、曲は「ninelie」を選択。手を胸に当てながら静かに歌い始め、太極拳のようにゆったりとした動きを加えながら徐々にテンションを上げていく。すると、客席から大きな拍手が沸き上がった。ユキノさんは85.985点を獲得。

Cグループのパフォーマンス終了後、審査員の田代智一氏は、“それぞれ違う魅力があって素晴らしい。感情を歌に込めるだけではなく、演技として表現したり、それぞれ工夫が凝らされているので審査は難しい”とコメントした。そしてCグループからの決勝進出者は中国代表のヤン・アイイーさんに決定した。

予選最終組、Dグループのトップバッターは、イタリア代表のAlessia(アレッシア)さん。『ギルティクラウン』楪いのりのコスプレで、赤いラインが印象的なミニドレスをセクシーに着こなして登場。ドラマチックな「エウテルペ」を余裕たっぷりに歌い上げる。音程も発音も完璧だし、メリハリも十分、声も美しい。思わず客席からは“うまいなー”という声も上がる歌いっぷり、本当に上手かった。採点結果は96.618点と、この日の最高点を叩き出した。

『キルラキル』の鬼龍院皐月のコスプレで、日本刀を体の前に突き立てるようにして仁王立ちで登場したのは、インドネシア代表のEsteracia(エステラシア)さん。「ambiguous」のイントロで日本語のセリフを決めると、刀を投げ捨てる。そして腕を振り上げ、ステージをいっぱいに使って動き回り、パワフルな歌声を響かせた。最後までエネルギッシュなパフォーマンスで、89.195点を獲得した。

続いてフランス代表は247(トゥー・フォー・セブン)さん。本日2人目となる『ギルティクラウン』楪いのりのコスプレで登場だ。曲は「My Dearest」で、張りのあるパワフルな歌声が印象的。サビでは叫ぶように絶唱し、難しいロングトーンも余裕で歌い切ると、客席から歓声が沸いた。採点結果は89.785点だった。

予選の最後に登場したのは、韓国代表のHong So Hyun(ホン・ソ・ヒョン)さん。『バジリスク ~甲賀忍法帖~』の朧のコスプレは、落ち着いた紫色の和服姿だが、歌うのは陰陽座のスピード感あふれるヘヴィなナンバー「甲賀忍法帖」だ。歌い始めるとすぐに、そのパワフルな歌声に客席から歓声があがる。ハイトーンはよく伸び、ビブラートも効いているし、メリハリがあって疾走感もバッチリ。女声メタルの王道のような堂々とした歌いっぷりで、92.456点を獲得。“半端ないですね。考えられない点が取れました。ありがとうございます!”と流暢な日本語でコメントしたホン・ソ・ヒョンさんに、大きな拍手が送られた。

Dグループの4人が終了。ここでコメントを求められた銀鯱ヒーローORCAは、“人生は刺激的に、トンがって生こうぜ!!”と一部ファンにおなじみのセリフをキメたものの、反応が今一つだと感じたのか“テレビにも出たんだけど、誰も知らないよな”と自虐で笑いをとる。そして“トンがってたかどうかで独断で採点したけど、みんな甲乙つけがたいね。でも個人的にはインドネシア代表のエステラシアさん、ギンギンにエッジが効いたトンがりだったぜ!”と、ORCAならではの言葉遣いで称賛した。そしてDグループからは、最後に歌った韓国代表のホン・ソ・ヒョンさんが決勝戦に勝ち進んだ。

これで予選はすべて終了。続いて審査員も務めた宮内タカユキ氏がステージに上がり、スペシャルライヴが始まった。“Wake up!”のシャウトでスタートした「仮面ライダー BLACK RX」、そして彼自身の特撮ソングのデビュー曲である「超電子バイオマン」と、こぶしを突き上げながらパワフルに歌う姿、そして変わらぬ力強い美声に大歓声が沸き上がる。

最後の「破牙神ライザー龍」の途中からは、仙台のご当地ヒーローである破牙神ライザー龍も登場して会場を大いに盛り上げた。

そしていよいよ決勝戦。勝ち抜いた4人はここでも予選と同じ曲を歌うのだが、予選が2コーラスだけだったのに対し、決勝ではフルコーラス歌って審査する。登場した4人は、さすがにハイレベルな予選を勝ち抜いてきただけあって本当に上手いし、歌詞の日本語も完璧だ。しかも誰もが予選よりはるかに素晴らしいパフォーマンスだったのには驚いた。

最終結果は、審査員特別賞にインドネシア代表のエステラシアさん、準グランプリに韓国代表のホン・ソ・ヒョンさん、そしてグランプリにはベトナム代表のレニーさんが選ばれた。レニーさんは英語で“信じられない。まだ緊張しています。みなさんのおかげです、ありがとう”と笑顔でスピーチ。

そして審査員長の渡邊泰人氏は“今回で4回目ですが、年々歌唱レベルが上がっているし、日本語も素晴らしいので、聴いていて心にしみました。歌というのが本当に素晴らしいものだということを、審査していて感じました。”と感想を述べて締めくくった。

最後に、世界コスプレサミット2016のテーマソング「We Can Start !! -2016 Ver.-」(大手音楽配信サービスで配信中)を参加者全員で歌い、古谷徹氏の熱く若々しい歌声で大いに盛り上がる中、<LIVE DAM STADIUM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2016>は大団円を迎えた。

最終更新:8月26日(金)21時46分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。