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浦和レッズが強い本当の理由はサポーターの財布にあり

投信1 8/26(金) 12:10配信

リオ五輪では、日本のメダルラッシュに多くの方が感動されたのではないでしょうか。反面、サッカーはグループリーグ敗退となりました。ロンドン五輪で健闘したのに比べ、今回は残念な結果となりました。

リオ五輪代表のU-23は、世界で結果を残せないチームとされながらもアジアの最終予選ではしっかりと勝つ試合を見せてきただけに、オーバーエイジ組をうまく活用することで五輪でも勝ち切ってほしかったという思いでいっぱいです。一方、日本代表チームは9月からロシアW杯の最終予選が始まります。こちらも楽しみにしましょう。

さて、サッカー選手というと欧州を中心とした海外組が注目されますが、Jリーグがしっかりしないことには日本サッカーの基盤は盤石になりません。今回は、J1リーグ(J1)クラブチームの経営状況分析を試みながら、今後の日本のサッカーがどうすれば強くなっていけるのか、さらにJリーグを盛り上げることができるのかについて考えてみます。

売上高No.1は圧倒的に浦和レッズ

2015年度の各クラブチームの経営状況は、Jリーグのサイトの「Jクラブ個別経営情報開示資料(平成27年度)で確認することができます。

ここから分かることは、浦和レッズの営業収益が他のJ1の17チームと比べて圧倒的に大きいことです。一般企業の売上高にあたる営業収益は、浦和レッズの場合は2015年度に約61億円ありました。2位のFC東京が約47億円ですから、その差は14億円近くもあります。

各クラブチームの営業収益は主に広告収入と入場料収入です。浦和レッズの場合には広告収入が約25億円、入場料収入が22億円です。それぞれの収入源の営業収益に占める割合は42%、36%で、合計では営業収益の80%弱となります。クラブチームによってこの2つの収入源の比率は異なりますが、概ね60~80%です(アビスパ福岡だけは43%)。

さて、浦和レッズの営業収入がなぜJリーグでNo.1かといえば、圧倒的に入場料収入が多いからです。広告収入の多さは名古屋グランパスに次ぐ2位ですが、横浜FM、大宮アルディージャ、ヴィッセル神戸とそれほど金額に差はありません。

一方、浦和レッズの入場料収入約22億円に対し、2位の横浜FMは約9.5億円と大きく水が開いています。いかに浦和レッズの入場料収入が多いかが分かるかと思います。

浦和レッズが本拠地とする埼玉スタジアム2002の収容人数は63,700人、横浜FMの本拠地である日産スタジアムは72,327人ですので、収容キャパシティよりもチームとしての集客力の差が出たとも言えるでしょう。

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最終更新:8/26(金) 13:35

投信1