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ニホンザル保護で予算案 DNA鑑定、外来種交雑は駆除へ 富津市

千葉日報オンライン 8/26(金) 13:37配信

 千葉県内でニホンザルと外来種・アカゲザルの交雑が問題となる中、富津市は、ニホンザルを飼育する高宕山自然動物園(同市豊岡)のすべての個体約130頭をDNA鑑定し、交雑していないか確認する方針を固めた。交雑個体が確認されれば駆除し、貴重とされる同園のニホンザルを保護する考え。

 市は、DNA鑑定費810万円を計上する一般会計補正予算案を29日開会の市議会定例会に提案する。

 市によると、高宕山周辺や同園のニホンザルは、房総半島に固有の希少な種とされる。同園は指定地域外だが、高宕山の一帯は「高宕山のサル生息地」として国の天然記念物に指定されている。

 県内のアカゲザルは、県南地域の観光施設で飼育されていたものが閉鎖に伴い逃げ出すなどして広がったとみられ、高宕山周辺でも交雑が疑われる個体が確認された。同園内に入り込み、交雑する恐れも懸念されるという。

 同園ではニホンザルの飼育許可を取っているが、外来種は飼えないため、DNA鑑定して純粋種であることを確認し、交雑個体がいれば駆除する。また、園の外からサルが入らないよう施設を整え管理を徹底し、純粋種を守っていく方針という。

 同園のサルをDNA鑑定するのは初といい、市は「園のニホンザルは種全体で見ても希少で保護優先度が高い。(鑑定のための)捕獲作業は大々的になるが、なるべく休園しないよう行いたい」としている。

最終更新:8/26(金) 13:37

千葉日報オンライン