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教育システム不正アクセス事件、少年が抗告 少年院送致に不服

佐賀新聞 8/26(金) 11:35配信

 佐賀県立校の教育情報システムから大量の個人情報が流出した事件などで、不正アクセス禁止法違反などの容疑で家裁送致され、第1種少年院送致の決定を受けた佐賀市の無職少年(17)が25日までに、決定を不服として福岡高裁に抗告した。佐賀家裁によると、抗告は23日付。

 佐賀家裁は10日、処分の決定理由で、更生を図るために「事件の性質や少年の犯行動機、反省の程度などを総合考慮した」として、少年院送致が相当としていた。B-CAS(ビーキャス)カードを使わずにテレビの有料放送を視聴できるプログラムをインターネット上に公開した不正競争防止法違反も認定していた。

 抗告期限は24日だった。

関係生徒らの処分回避を要請

 佐賀県立校の教育情報システムなどが不正にアクセスされた事件で、市民や労働組合などでつくる「民主教育をすすめる佐賀県民会議」は25日、関係する複数の生徒を処分すべきでないとする要望書を県教育委員会に提出した。

 要望書では、逮捕された佐賀市の無職少年(17)と同じグループだったとして、事件との関連が指摘された複数の生徒について、「人権を守り、将来を保障する上で処分を行うべきではない」として、回答を求めた。教育情報システムの見直しなども要望した。

 藤岡直登会長は「事件はシステムの運用面にも課題があり、生徒に責任を押しつける問題ではない」と話した。

最終更新:8/26(金) 11:35

佐賀新聞