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チルドハンバーグ 高級志向で販売増強 夕食需要喚起へ 食肉メーカー

日本農業新聞 8月26日(金)7時2分配信

 和牛や牛肉100%など素材にこだわったチルドハンバーグの販売強化に、食肉メーカーが相次いで乗り出す。伊藤ハム(兵庫県西宮市)は来月、シリーズ展開する商品に「自家製和風おろし」味を追加。他社も商品のリニューアルなどを計画する。背景にあるのは、グラノーラ市場の拡大によるハム・ソーセージの朝食需要の縮小だ。メーカー各社は、高級感を強調し、手軽な総菜として夕食需要を喚起する狙いだ。

 伊藤ハムは9月、「旨(うま)包ボリュームリッチハンバーグ」シリーズに、しょうゆベースの和風おろし味をシリーズに加える。昨年春からシリーズ展開し、これまで4商品をそろえた。

 特徴はボリュームだ。外食店を意識し、従来商品より3割多い160グラムの牛肉を使う。「子育てが終わり、料理をしなくなった高級志向が強い消費者から引き合いが強い」(広報担当)という。

 独自のブランド牛を使った肉などを販売する、米久(静岡県沼津市)もハンバーグの販売を強化。9月に原料の6%に和牛を使った「国産黒毛和牛入り 超肉ハンバーグ」シリーズをリニューアル。ソースの量を従来より4割多い20グラム増やし、ぜいたく感を強調する。

 チルドハンバーグというと、弁当用のイメージが強い。同社では「消費が外食から内食に移り、高級志向を持つ人も増えている」と、今年3月に販売を始めたばかりだが、本社のある静岡県を中心に売れ行きは堅調という。

 JA全農ミートフーズは和牛100%の「黒毛和牛ハンバーグ」(398円・税別)を10月に売り出す。製法を変え、よりふっくらとした食感を生み出した。焼き目も付けた。

 ハンバーグ好きの有志でつくる日本ハンバーグ協会は「高齢化で電子レンジ調理が増え、需要はさらに高まる。スーパーは客単価の引き上げを狙い、こうした差別化につながる商品の扱いを増やすだろう」とみる。

日本農業新聞

最終更新:8月26日(金)7時2分

日本農業新聞