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「森」写真家が明かす「森の愉しみ方」

TOKYO FM+ 8月26日(金)11時22分配信

「ボタニカル」=「植物」の力でキレイと元気を磨くをコンセプトにお届けしている、TOKYO FMの番組の8月26日の放送では、写真集『森 PEACE OF FOREST』(世界文化社)の著者、小林廉宜さんにお話を伺いました。世界の森の撮影を通して知った、森を撮るよろこび、愉しみかたとは?

人生を変えた屋久島

マダガスカルの「バオバブの森」、ドイツの「黒い森~シュヴァルツヴァルト」、ブラジルの「アマゾン」、ロシアの「タイガ」、そして日本の「屋久島」、「白神山地」。世界有数の森を撮影し続けている、写真家の小林廉宜さん。

実家は福岡のカメラ屋。幼い頃から父親の仕事の影響でカメラに興味を持ち、家族写真や自然の風景などレンズがとらえた感動の瞬間に触れることで「何か残すべきものを撮影したい」、そんな思いを強く感じるようになったそうです。

その後、写真家を目指して上京した小林さんが、たまたま誘われて同行したのが屋久島での撮影。このときの体験が、その後の写真家としての道を決定づけました。屋久島での撮影は雨が多く、土砂降りの中、足場の悪い山道を移動したり、機材を雨から守ったりと大変な状況でしたが、縄文杉を目指して濡れながら歩く中、心の底からこんな森の撮影が楽しいと思えたそうです。森の自然をすべて受け入れ、その中で見て、感じ、体験することを撮影して未来に残す喜び。小林さんは以後、森の撮影に没頭してゆきます。

小林廉宜流「森の愉しみかた」

小林さんのように世界有数の森を飛び回らずともできる、「森の愉しみ方」があるのだそうです。安全な森ということが前提になりますが、その方法は、「森で雨を待つこと」そして「森で夜を過ごすこと」です。

雨によってできた水滴が放つ光と樹々や草からの甘い香りに包まれたり、人工の光がない森の暗闇で一晩でも過ごすことで、人の感性が研ぎすまされます。「目」で見るだけでなく、「気」という内面の感覚、つまり心の目。二つの目で森を見ることで、森の魅力を再発見することができるのだそうです。

『僕は本当に「みる」ということができているのだろうか? 目に見えるものだけを写そうとしているのではないだろうか?』小林さんはこう自問自答しながら、森を愉しみ、森を撮影し続けています。小林さん流の「森の愉しみ方」、この夏あなたも実践してみてはいかがでしょうか。

(TOKYO FMの番組「クロノス」のコーナー「NOEVIR BOTANICAL LIFE」2016年8月26日放送より)

最終更新:8月26日(金)11時22分

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