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探査機ロゼッタ、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星にてガス噴出と地すべりを観測

sorae.jp 8月26日(金)13時46分配信

ESAによって2004年に打ち上げられた、彗星探査機「ロゼッタ」。2014年には搭載された着陸船フィラエがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸するなど活躍していましたが、そのロゼッタが新たに彗星にてガス噴出と地すべりを観察しました。
 
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星は太陽を周回しているのですが、2015年8月には近日点(太陽に近い点)を通過。それによって彗星が熱せられ、今回のガス噴出につながったようです。このことから、彗星が近日点に近づく前後には探査機を遠ざける、などの対応が考えられるかもしれません。

報告によると今年の2月19日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のアトゥムという場所で噴出活動が開始。そして彗星から35km上空を飛行していたロゼッタ探査機の搭載機器(ガス/プラズマ検査偏光子や広角カメラ、粒子感知器)が、この活動を捉えます。
 
ガス噴出の途中には粒子感知器が多数の粒子の放出を捉え、またガスやプラズマの増加、そしてガス自身の30度ほど加熱も確認されたのです。さらにこの噴出は彗星内部というよりも、彗星の氷が熱せられたことによりガスになり、それが地すべりを発生させたものとみられています。
 
このように彗星探査にてさまざまな活躍をしてきた探査機ロゼッタですが、なんと今年9月でのミッション終了が予定されています。さらに彗星に降り立った着陸船フィラエも交信が断念され、実質的に活動を終了しています。これまで活動してきた同探査機にはお疲れ様といってあげたいですね。

最終更新:8月26日(金)13時46分

sorae.jp