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“両輪作戦”でホンダのブランド力”上がるか

ニュースイッチ 8/26(金) 11:10配信

「NSX」発売。面白い会社というイメージが広がれば小型車に好影響

 「収益面で苦しいところはあるが“両輪”をしっかりやることでブランド力を上げる」。ホンダの八郷隆弘社長は新型スーパースポーツカー「NSX」の発表会でこう話した。両輪とは「生活に役立つ」車と「操る喜びを提供する」車だという。前者は軽自動車「Nシリーズ」や小型車「フィット」などの比較的安価な量販車のことで、後者がNSXに該当する。

 NSXは高価な部品を採用したり、専用工場を建てて熟練技術者が手作りしたりして、走りや品質を追求した「ぜいたくな一品」(八郷社長)だ。日本での年販見通しは100台、先行発売した最大市場の北米でも初年度800台のみ。高い価格設定とはいえ、これだけのコストのかけ方と販売規模を考えると採算性は度外視していると言えよう。

 そこまでして発売にこぎ着けたのは「高級車プロジェクトや商品の存在はエンジニアを中心に社内でモチベーション向上につながる」(他メーカー関係者)ことがある。「NSXのような車を作った面白い会社というイメージが広がれば、普通の小型車の販売にも好影響がある」(ホンダ国内担当の寺谷公良執行役員)との期待もある。

 特に日本市場では2年前に発生した主力車での相次ぐリコールで「ブランドが毀損した」(ホンダ幹部)との危機感もあった。少量販売ではあるが、“両輪”を回してブランド力を上げたいホンダとしてはNSXにかける期待は大きい。

日刊工業新聞社第一産業部・池田勝敏

最終更新:8/26(金) 11:10

ニュースイッチ

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