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世界の商業宇宙開発最前線 スペースアクセス2016 ~コアでディープなNewSpaceの年次大会~

sorae.jp 8/26(金) 17:53配信

大貫美鈴の現地レポート 第2回:

4月にフェニックスで開催されるスペースアクセスは、年間数多ある宇宙のイベントの中でもNewSpace度がかなり高い。技術色が強く私がいるのは場違いであることを自覚しつつも、ここは私にとってNewSpaceのふるさとのようなところと感じている。今年で23回目、当初から同じ人が1人で仕切っている。
スペースアクセスの名のとおり、ドラスティックなコスト削減を目指した宇宙ベンチャーによる宇宙輸送機開発が中心ではあるが、推進系、宇宙機、環境利用、深宇宙、投資や政策など、あらゆる革新的商業宇宙の要素満載の上、NASAやDARPAなどの政府系やOldSpaceも入り混じったコミュニティを形成、最先端の発表の場になっている。

世界の商業宇宙開発最前線 大貫美鈴の現地レポート 第1回:主役が変わった!スペースシンポジウム

DARPAのXS-1

スペースアクセス2016の初日、この日にDARPA(米国防高等研究計画局)から正式にXS-1のフェーズ2と3の提案募集の発表があったタイミングで、XS-1プロジェクトマネージャージェス・スポナブルからXS-1の現状と今後についての講演があった。スポンナブルは昨年9月に室蘭で開催された「第3回航空宇宙輸送システムに革新をもたらすための飛行実験シンポジウム」でもDARPA Hypersonic and Access to SpaceのタイトルでXS-1についてのインターネット登壇している。
DARPAのXS-1は航空機のように運用されるオンデマンドで衛星を打上げる第一段再利用・上段は使い捨て型無人機の開発を目指した実験機プログラム。5Mドル以下のコストで約1.5~2トンをLEOに投入、10日に10回の高頻度で打上げることが可能なマッハ10の機体を開発する。2014年7月、フェーズ1にボーイングとブルーオリジン、マステンとエクスコア、ノースロップとヴァージンギャラクティックの3チームが選定された。
フェーズ2と3では1社が選定され、いよいよ開発段階となるが、獲得できる開発費は140Mドルと十分ではない。企業側も資金を投入するマッチング方式によるPPPで開発、機体の開発と一連の飛行試験を2020年までに実施する。DARPAは4月末にフェーズ2と3のプロポーザーズ・デイを開催、今後5月中に提案書募集、7月に提案書締め切り、10月に発表の予定となっている。4~5チームの提案が予想されている。

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最終更新:8/26(金) 17:53

sorae.jp

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

「水中に潜む本当の危機」
インドガリアルとキングコブラはインドの象徴ともいえる爬虫類ですが、水質汚汚濁のために存亡が危ぶまれています。環境保護者のロミュラスウィトカーがこの素晴らしい動物たちの貴重な映像をお見せして、彼らのそして私達の生活を支えている川の保全を訴えます。