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高江の機動隊「過剰警備」翁長沖縄知事が批判 ヘリパッド賛否は明確にせず

沖縄タイムス 8/26(金) 9:05配信

 翁長雄志知事は25日の定例会見で、沖縄防衛局が東村高江周辺の米軍北部訓練場で工事を進めているヘリパッド建設問題を巡り、政府が警備のためとして500人規模の機動隊を投入していることに関し、「過剰警備だ」と批判した。

 さらに、参院選投開票の翌日にヘリパッド建設に向け資機材を投入した国の作業を非難し、「県民と寄り添って話し合いをする姿勢にはほど遠い」と指摘。沖縄森林管理署との事前協議を経ないまま防衛局が工事のために立木を伐採していた問題には「法治国家としてしっかりと対応してほしい」と苦言を呈した。

 一方、ヘリパッド建設に関し国に反対の姿勢などを伝えるかとの問いには、「県はオスプレイ配備撤回を求めており、そこへの丁寧な説明がなければ信頼関係という意味ではおかしい」と述べるにとどめ、賛否の姿勢は明確にしなかった。

 一括交付金事業で財務省から不用額の多さを指摘されていることには昨年から庁内で対策を講じ、改善しているとの認識を示した。

 会見の冒頭では、現地時間の28日にペルーのリマで開催されるペルー移住110周年記念式典への参加、9月3日に竹富町の西表島で県総合防災訓練を実施することも発表した。知事は2015年5月以来、約1年3カ月ぶりに定例会見を開いた。

■知事会見 主なやりとり

 -高江では今も市民と機動隊が衝突している。

 「参院選が終わった数時間後に資機材を運んだり、500人とも800人ともいわれる機動隊の数は過剰な警備であることは間違いない」

 -国の工事の進め方は。

 「今までの出来事は信頼関係の構築の意味でふさわしくなかった。森林伐採や赤土流出などの問題は法律や条令にも関わってくるものでしっかりと対応してもらいたい」

 -教員採用試験で市販問題集から多数出題されていた。

 「(試験は)不公平がないように対処するのが当たり前だ。もう少しやり方があってしかるべきだし、受験生の動揺を考えると改めるものが必要だ。調査報告を受けた後、教育委員会と相談したい」

 -沖縄平和賞の意義は。

 「戦後七十数年、いろんな出来事があった沖縄から、平和を希求する心を世界に発信し恒久平和の創造に貢献できることをうれしく思う。認知度が弱いところがあるので強化したい。平和賞は継続していきたい」

 -モノレールは駅舎も管理を一元化すべきでは。

 「私もその件は指摘している。ピンチをチャンスに切り替える意味では全体的に管理の在り方を考えていく。4者で認識を持たないと万一大きな事故が起きた場合大変なことになる。緊張感を持ってやりたい」

 -1年3カ月ぶりの定例会見。今後も続けるか。

 「定例会見ができたことはほっとしている。これからもいろんな場面で質問は受けていきたいし、例えば基地関連の臨時会見でも子どもの貧困問題や観光関連の質問なども受けたい」

最終更新:8/26(金) 16:40

沖縄タイムス