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Iターンの美術家が絵画教室

紀伊民報 8月26日(金)16時33分配信

 東京都から和歌山県古座川町高池にIターンした美術家の南条嘉毅さん(39)が、串本町古田で絵画教室を開いている。空き家を改装した教室に、地元の若者から年配の人までが通い、水彩画やデッサンなどに取り組んでいる。南条さんは「絵を描くことが好きな人たちの交流の場になれば」と話している。

 南条さんは香川県出身で、東京都の東京造形大学を卒業後、同大学研究科を修了。地域性をテーマに、現地の土を使った平面作品やインスタレーションなどを制作し、全国各地や海外で個展やグループ展を開いている。作家活動のほか、東京都では絵画教室の講師を務め、自宅でも絵画教室を開いていた。2013~15年は東京造形大学で非常勤講師をしていた。

 妻の紀子さん(42)が串本町古田出身で、故郷で農業やカフェをしたいという思いがあり、南条さんが賛同。結婚後にたびたび訪れていた紀南は、制作の幅が広がる場所だと感じて移住を決めた。紀子さんは一足先に子どもを連れて2015年3月に移住し、南条さんは今年3月に移り住んだ。

 絵画教室は、地元住民に借りた空き家を改装し「串本絵画教室 アトリエくじらもぐら」と名付け、6月から開いている。デッサン、油絵、水彩・アクリル、パステルの4コースがある。現在は古座川町や串本町に住む20代、40代、60代の4人が通い、選択したコースで思い思いに作品を描いている。

最終更新:8月26日(金)16時33分

紀伊民報