ここから本文です

米国債:軟調、FRB議長講演を翌日に控え-7年債入札は低調

Bloomberg 8月26日(金)4時46分配信

25日の米国債市場は軟調。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を翌日に控え、売りが優勢となった。

米財務省が実施した7年債入札(発行額280億ドル)で、応札倍率が2月以降で最低となったことを背景に、米国債利回りは上昇した。前日の5年債入札(340億ドル)では、外国中央銀行や投資信託を含む間接応札者による落札額が過去最大となった。23日の2年債入札(260億ドル)では5月以降で最高の応札倍率だった。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在の2年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.79%。終値ベースで6月6日以来の高水準。同年債(表面利率0.75%、2018年8月償還)価格は99 29/32。2年債に対する30年債の上乗せ利回りは約147bpに縮小し、2007年12月以降で最も平坦なイールドカーブとなった。

イエレン議長の講演に注目が集まるなか、この日はカンザスシティー連銀のジョージ総裁が労働市場の改善とインフレ加速が利上げを促すとの見方を示した。

ノムラ・セキュリティーズの金利調査責任者、ジョージ・ゴンキャルベス氏は「金利引き上げ、とりわけインフレ期待の引き上げを試みる発言が目立つ」と指摘。「明日は金利が少し上昇するかもしれない。利上げ期待が原因ではなく、米金融当局が本気になっているという意識が広がるためだ」と述べた。

ブルームバーグがまとめた先物市場のデータによれば、9月利上げの確率は32%として織り込まれている。8月初めでは18%だった。年内利上げの確率は57%となっている。利上げ観測が高まった背景には、ニューヨーク連銀のダドリー総裁、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁に加え、フィッシャーFRB副議長からも年内利上げの可能性に含みを持たせる発言が出たことがある。

この日発表された7月の米耐久財受注統計では、航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が前月に続き増加。米金融当局が「軟調」と評価する企業の設備投資に改善の兆候が見られた。原題:Treasury Yield Curve Is Flattest Since 2007 on Rising Fed Bets(抜粋)Stocks Run Out of Steam With Bonds, Dollar Before Yellen Speech(抜粋)

相場を更新し、第6段落以降を追加します.

Anchalee Worrachate, Andrea Wong

最終更新:8月26日(金)6時52分

Bloomberg