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NY外為:ドル軟調,緩慢な米利上げでドルに向かい風とシティ調査

Bloomberg 8月26日(金)5時15分配信

25日のニューヨーク外国為替市場でドルは軟調。米シティグループは今週実施した調査では年内の米利上げは1回、その後の追加引き締めもゆっくりとしたアプローチになると資産運用者らがみていることを示しており、ドルに向かい風になると指摘した。

シティはヘッジファンドや機関投資家など約350人を対象に市場のセンチメントに関する調査を実施。ドルは昨年まで3年連続で上昇したが、今年はこれまでに下落している。この日の市場ではドルが5月以来の低水準付近で推移する中、為替のボラティリティは上昇した。

シティのG10通貨戦略担当グローバル責任者、スティーブン・イングランダー氏は「12月に1回利上げし、その後はかなり先まで横ばいで推移するーーそれが当局の意図であり、それより悪くはならないということの確認を市場は待っている」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。同指数は年初来では5%低下。前年は9%上昇だった。

ドルは対ユーロで0.2%下げて1ユーロ=1.1285ドル。対円では0.1%高の1ドル=100円53銭。

ドル・円の1カ月物インプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は今週、終値ベースで7月25日以来の高水準を付けた。世界の為替ボラディリティを示すJPモルガン・チェースの指数は10.18%。前日は7月25日以来の高水準に達した。

シティのオンライン調査では対象となった投資家の85%が年内の利上げを予想している。

シティはリポートで、「約3分の2がイエレン議長の講演で12月の利上げが示唆されると予想している。またさらに多くの投資家が、タカ派的というより全般的にハト派寄りの文脈の中で示唆されるとみている」と記した。

先物市場に織り込まれる9月の利上げ確率は32%と、1週間前の20%から上昇。年末まででは59%となっている。カンザスシティー連銀のジョージ総裁は、完全雇用に近づく労働市場と物価目標達成に向けたインフレ率上昇が、利上げを促すだろうとの見解を示した。

ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの為替アナリスト、エリック・ネルソン氏はリポートで、「ドルは、イエレン議長のあすの講演までは最近見られる調整パターンが続くだろう。講演の内容とトーンがその後1週間のドルの方向性を左右する」と記した。

原題:Citigroup Survey Points to Headwinds for Dollar on Go-Slow Fed(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Maciej Onoszko

最終更新:8月26日(金)6時25分

Bloomberg