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ブラジル株:ボベスパ指数ほぼ変わらず、政治不安で通貨レアルは下落

Bloomberg 8月26日(金)7時45分配信

25日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上げ幅を縮小し、ほぼ変わらずで引けた。ブラジル通貨レアルは下落。テメル大統領代行率いる連立政権から離脱の動きがあるとの報道が重しとなった。

ボベスパ指数は前日比0.1%未満上げて57722.14で終了。一時は0.7%高まで上昇する場面もあった。通貨レアルは0.5%安と0.3%高の間の取引となり、結局0.3%安の1ドル=3.2345レアル。 レアルの1週間物インプライドボラティリティ(IV、予想変動率)は7月以来の高水準となった。

職務停止中のルセフ大統領に対する弾劾手続きが最終審理に入る局面で、同国紙フォリャ・ジ・サンパウロは、テメル政権を支える主要政党の一つが連立離脱をちらつかせていると報じた。

クレディ・アグリコル・ブラジルのチーフストラテジスト、ブラジミール・カラマシ氏は「テメル政権が改革への支持を得られるかどうか市場はなお懸念している」と語った。

商品相場の上昇がこの日のボベスパ指数を下支えた。原油高を受けてブラジル石油公社(ペトロブラス)は1%高、鉄鋼メーカーのコンパニア・シデルルジカ・ナシオナル(CSN)は7週間ぶりの安値から反発した。

世界の投資家の間では、週末のイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演で米国の金融政策の次の動きを示す手掛かりを見極めたいとの雰囲気が広がり、ボベスパ指数構成銘柄の売買高は30日平均を19%下回った。

原題:Brazil Real Declines on Political Outlook; Ibovespa Erases Gains(抜粋)

Paula Sambo, Denyse Godoy

最終更新:8月26日(金)7時45分

Bloomberg