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独VW:排ガス不正めぐり米販売店と和解、1200億円支払いへ-関係者

Bloomberg 8月26日(金)11時32分配信

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は25日、排ガス不正問題をめぐる米訴訟の和解の一環で、米国の652の系列販売店に損失補償することで原則合意したと発表した。事情に詳しい関係者によると、補償額は12億ドル(約1200億円)前後。

この結果、VWが米国で和解コストとして支払う額は車の所有者や当局が起こした訴訟も含めて計165億ドルとなった。これに加えて同社は、米国で州当局による提訴や投資家の集団訴訟のほか、ドイツと韓国でも問題を抱え、これら3カ国で刑事訴訟の被告となる可能性もある。

系列販売店側の代理人を務める弁護士は発表資料で、VWは消費者や独立系販売店を対象にしたプランと同条件で、修理不可能な中古車を買い戻すと説明。ただ具体的な和解額は明らかにしなかった。VWは別の資料で、系列販売店への現金支払いやその他補償で合意したと発表した。

VWは既に、147億ドルの支払いで車の所有者および米当局、カリフォルニア州規制当局と合意。同合意では排気量2.0リットルのエンジンを搭載する車両48万台の修理ないし買い戻しを求められた。また、44州に6億300万ドルを支払うことでも同意している。

2.0リッター・エンジン車の保有者らとの和解を先月暫定承認したサンフランシスコの連邦地裁のチャールズ・ブレイヤー判事は25日、3.0リッター・エンジンを搭載した車についても解決を急ぐようVWに要請。同エンジンの修理計画と、その有効性を示す証拠を10月24日までに米当局に提出し、11月3日に同判事に折り返し報告するよう命じた。

販売店側の弁護士は、合意案を数週間以内に提出する見込みだと明らかにした。

原題:VW Dealer Accord Said to Add $1.2 Billion to Diesel-Scandal Cost(抜粋)

Margaret Cronin Fisk, David Welch, Kartikay Mehrotra

最終更新:8月26日(金)11時32分

Bloomberg