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ロシア下院議員の息子、米国で有罪判決-ハッキングで170億円の被害

Bloomberg 8月26日(金)23時3分配信

ハッキングによるクレジットカード情報不正取得では史上最大級の犯罪で、不正の仕組みを創り出したとしてロシア下院議員の息子に米国で有罪判決が下った。

米シアトル連邦裁判所の陪審員は25日、ロマン・セレズニョフ被告(32)に有罪を言い渡した。同被告はピザ屋を中心に世界各地の消費者向け事業から個人のクレジットカード番号を盗み出し、インターネットで売却。この結果、合計1億6900万ドル(約170億円)の被害をもたらしたとされている。

米政府によると、同被告は電信詐欺で金融機関に損失を負わせた罪により、最高30年の禁固刑となる可能性がある。量刑の言い渡しは12月2日に予定されている。

検察によると、セレズニョフ被告は企業の取引決済システムにマルウェアを侵入させ、170万件のクレジットカード番号を取得、インターネットで情報を売却していた。

同被告は2014年にモルディブで身柄を押さえられた。米国と犯罪人引き渡し条約を結んでいないロシアなどのサイバー犯罪容疑者を、米国の捜査官が逮捕するのはまれなケースだ。ロシア外務省は当時、モルディブでパスポートチェックを終えた被告を米捜査官が拉致し、強制的にグアムに移送したと非難していた。

在ワシントンのロシア大使館広報担当は今回の判決に今のところコメントできないとした。同被告の父はロシア下院議員のワレリー・セレズニョフ氏。

原題:Russian Lawmaker’s Son Convicted in U.S. of Hacking Scheme (2)(抜粋)

Alexandria Arnold

最終更新:8月26日(金)23時3分

Bloomberg