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不動産投資、価格上昇で表面利回りが低下する中、 マイナス金利をきっかけに投資を始めた人18.5%

MONEYzine 8月27日(土)22時0分配信

 株式会社ファーストロジックは8月10日、運営する不動産投資サイト「楽待」に掲載されたデータをまとめた「投資用 市場動向データ 最新版2016年7月期分」を発表した。対象となる期間は7月1日から31日。

 発表によると、7月に新規掲載された一棟アパートの表面利回り(想定される年間家賃収入を物件価格で割った数値)は前月比0.38ポイント減の8.93%で、物件価格は同1,074万円上昇して7,426万円だった。新規掲載された一棟マンションの表面利回りは同0.32ポイント減の7.39%、物件価格は同2,084万円上昇して2億3,294万円。新規掲載された区分所有マンションの表面利回りは同0.09ポイント減の7.87%、物件価格は同132万円上昇して1,609万円だった。投資用不動産の物件価格が全般的に上昇するとともに、表面利回りが低下傾向にあることが分かった。

 そんな中、日銀によるマイナス金利の影響で、不動産投資に参入する人も少なくないようだ。

 株式会社ファーストロジックは、同社のサイト「楽待」を利用した不動産投資家1,102名を対象に、不動産投資に関する意識調査を実施し、その結果を8月5日に発表した。調査期間は7月22日から26日にかけて。

 調査結果によると、不動産投資を始めたきっかけについて聞いたところ、投資歴1年未満の投資家の18.5%が「日銀のマイナス金利」と回答した。その他の回答では、「アベノミクスによる景気回復」の5.6%、「東京五輪開催の決定」の4.3%、「不動産バブルによる物件価格上昇」の2.6%などの回答があった。「その他」は19.8%、「特にない」は46.5%。

 また、不動産投資の目的を聞いたところ、「資産拡大」(投資歴1年未満31.7% 投資歴1年以上30.4%)、「年金代わりの収入を確保」(同1年未満25.6% 同1年以上22.6%)、「自由な時間を確保するため」(同1年未満23.6% 同1年以上26.4%)が多かった。

 マイナス金利の影響によってローンが借りやすくなったことで、不動産投資に注目が集まり、新たな投資家が参入している様子が分かる。ただ、表面利回りは低下傾向にあり、過熱感もみられる。不動産投資にあたっては、物件価格や家賃相場の動向なども注視していく必要がありそうだ。

最終更新:8月27日(土)22時0分

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