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「安倍マリオ」腕時計を用意したのは誰?64年東京五輪との関連は? 組織委「注目していただき光栄」 

withnews 8月28日(日)8時0分配信

 21日(日本時間22日午前)に閉幕したリオ五輪。閉会式では、安倍晋三首相がマリオに扮した「安倍マリオ」として現れ、会場を沸かせました。その閉会式で流れた映像で安倍首相が着けていた腕時計がSNS上で話題になっています。映像を制作した東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会などに話を聞きました。(withnews編集部・丹治翔)

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SNSでは推理合戦

 五輪旗の引き継ぎ式となる「フラッグハンドオーバーセレモニー」で流れた映像の中で、腕時計は東京とリオがつながる「カウントダウン」のパートで登場しました。赤いボールを受け取った安倍首相が、国会議事堂を背景にした車中で腕時計を見つめます。

 その時計が、オメガ製であることを指摘したツイートが拡散。情報収集や「前回の東京五輪があった1964年当時のモデルではないか」などといった推理合戦が始まりました。

 時計専門誌「クロノス日本版」編集長の広田雅将さんもその一人。広田さんによると、政治色を避けるため時計メーカーが政治家を広告に使うことはないことから、政治家の時計が注目されるのは珍しいそうです。「ツイッターのタイムラインで話題になっていて、すぐに調べ始めた」と話します。

オメガに聞いてみた

 スイスに本社があるオメガ(スウォッチグループ)は、4年後のワールドワイドオリンピックパートナーにも名を連ねています。しかし、今回の腕時計についてオメガの担当者は「日本のオメガからも本社からも貸し出したものではない」。ただ、「時代を特定することはできないが、コンステレーションではあるだろう」と話します。

 コンステレーションは、オメガの中でも人気コレクションです。1952年から登場し、ドレスウォッチとして愛されています。両脇の4つの爪が現在の特徴ですが、安倍首相の腕時計にはなかったことから現行品ではなさそうです。

64~67年製造のモデルか

 広田さんは、時計の映像をオメガ関係者に見てもらい、「64~67年に製造されたコンステレーションの通称『Cライン』」という所まで特定をしました。広田さんは腕時計のブレスが貴重なタイプのものであることから、安倍首相の私物なのではないかと予想しています。

 「安倍さんは、国際会議ではワールドタイマーの『アストロン』、オーソドックスな場では『グランドセイコー』を使うなど意識して時計を選んでいる所があります。今回も、前回の東京五輪を連想させようとしたのかもしれません」

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最終更新:8月28日(日)9時44分

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