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<笑福亭鶴瓶>鶴瓶落語が歌舞伎に 作者に聞く「山名屋浦里」

まんたんウェブ 8/27(土) 17:26配信

 古典落語と歌舞伎は扱う時代が重なっているなど遠くて近い間柄。あの落語が歌舞伎になったら面白いだろうな、と思うことも多い。今月、笑福亭鶴瓶さんが演じている落語が歌舞伎になり、現在、東京・歌舞伎座で上演中だ。歌舞伎を見たことのない人も、きっと楽しめることだろう。「廓噺(さとのうわさ)山名屋浦里」の作者、くまざわあかねさんと、脚本の小佐田定雄さん、落語作家の2人に聞いた。

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 廓噺(くるわばなし)とは昔の吉原を舞台とした話で浦里は花魁(おいらん)の名前。 宗十郎(中村勘九郎さん)は堅物の若い武士で、江戸留守居役の身。ある日、寄り合いに江戸の妻、つまり吉原のなじみの遊女を連れて競おうということになる。宗十郎にそんな相手はいない。困った宗十郎は、ふとしたことで知った、飛ぶ鳥を落とす勢いの花魁、山名屋の浦里(中村七之助さん)の元へ向かうが……という物語。山名屋の主人に中村扇雀さん。坂東彌十郎さんと片岡亀蔵さんも、いじめる役を見事に演じている。

 「山名屋浦里」は、「ブラタモリ」(NHK総合)で現在の吉原(東京都台東区千束)を訪れたタモリさんが地元で聞いた話を、鶴瓶さんに話し、「落語にしたら」と勧められたのが誕生のきっかけ。落語作家のくまざわさんが台本を書いた。

 新作落語が歌舞伎の舞台に、よくぞここまで、さぞ紆余(うよ)曲折があったのではと思うが、「実は、鶴の一声ならぬ鶴瓶さんの一声なんです」と小佐田さん。鶴瓶さんと中村勘三郎さんは昔からの親友で、息子の勘九郎さんと鶴瓶さんの長男、俳優の駿河太郎さんも友人の間柄。昨年1月、鶴瓶さんの高座を勘九郎さんが見て、「歌舞伎にしたい」とすぐに思ったという。「当時は、歌舞伎化、いつかはね、という話だったのが、トントン拍子に進んで」とくまざわさんは語る。

 「落語の高座と舞台は全く違いますね。演出家さんがおられて、我々は稽古(けいこ)を見ているだけだった」と2人は語るが、稽古中には、鶴瓶さんが超多忙なスケジュールの中、稽古場に駆けつけ、出演者を前に「山名屋浦里」を披露。出演者のテンションを上げた。

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最終更新:8/27(土) 23:26

まんたんウェブ

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