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「ラップ」と「落語」を組み合わせた新ジャンル「らぷご」、爆誕!

M-ON!Press(エムオンプレス) 8/27(土) 19:19配信

江戸より続く芸能、落語。師弟関係によって代々継承されるこの文化に、大胆にもラップを取り入れた新しいスタイルが誕生したという。

「らぷご」動画はこちら

その名も「らぷご」。ジャンル名は文字通り、ラップと落語を組み合わせた造語だ。この「らぷご」とは、一体どんな芸なのか。今回は、この謎の新芸能ジャンルを紹介しよう。

■フリースタイルバトルも登場する、斬新すぎるあらすじ

まずは、実際に「らぷご」の様子を観てみよう。題目は「白石のお返し」。主人公は、引きこもりから、ラッパーとして成功するヒップホップドリームを夢見た男。

彼がホワイトデーに計画していた憧れの先輩への告白に割って入った恋敵と決着をつけるため、フリースタイルバトルで対決するというのが、この「らぷご」のあらすじだ。

交互に話す登場人物ごとに、単調なものから歌い上げるものまで、様々なラップのフロウ(歌いまわし)を使い分ける噺家。その大胆なパフォーマンスに、会場からも頻繁に笑いが起きている。


■「らぷご」を披露する元お笑い芸人の“ネオ落語家”

高座の上で「らぷご」を披露している人物は、月亭太遊(つきていたいゆう)。桂米朝一門に所属する正真正銘の落語家だ。

月亭太遊は、かつて後藤征平の名義で「はだか電球」で活動していたお笑い芸人。2004年のデビュー後、2005年に「第26回ABCお笑い新人グランプリ」で新人賞を受賞し、「キングオブコント2010」では準決勝に進出するなど、若くしてその才能を認められた芸人であった。

しかし2010年にコンビを解消。その後、月亭遊方に入門し、落語家としての活動をスタートした。

現在は、既存の落語のスタイルにとらわれない「ネオ落語」を提唱し、高座の上で、時にエアドラム&エアギター演奏し、時にJ-POP風の歌を熱唱するなど、京都を中心にクレイジーな落語家活動を行っている。

■本物のラッパーともコラボし、楽曲を制作

日本語ラップの熱心なファンでもある月亭太遊は、ついには本職のラッパーともコラボを実現。

ラッパーのB-PLUTOとWEST-Eは楽曲「FUCK THE落語」で月亭太遊をフィーチャー。そのミュージックビデオでは、寄席にラッパーのふたりが乱入し、落語をする月亭太遊に絡むところから始まる。

ラッパーたちの「ラップやろうよ」という強引な誘いは、やがて「落語家vsラッパー」という前代未聞のラップバトルへと発展していく。

“月亭一門に針を突きてぇ 今どき落語は落ち度の道よ”
“コロコロ変わる名前 自分の名ぐらい一生背負え”

落語を徹底的にディスる B-BOYのふたりに対して、落語と寄席の魅力をR-BOYスタイル(?)で伝えるこの曲。

間奏部分に入っている「落語をZIMA片手に観るのは、正しいのか」のような、クラブカルチャーと伝統芸能の接触で生まれた“奇妙な議論”でも笑わせてくれる、充実の仕上がりになっている。

これからもどんな進化をとげるのか予想もできない、新ジャンル「らぷご」。らぷごの伝道師・月亭太遊の活動も含め、今後も目が離せない。

最終更新:8/27(土) 19:19

M-ON!Press(エムオンプレス)

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