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技術学び交流を ベトナムから県内スーパーに実習生

福島民報 8月27日(土)10時42分配信

 福島県内の大手スーパーで外国人技能実習生を受け入れる動きが広がってきた。リオン・ドールコーポレーション(本社・会津若松市)は初めてベトナムから22人の採用を決めた。実習生としての期間は3年間だが、国際交流を深め会津の魅力を感じて住み続けることも期待している。マルトグループ(本部・いわき市)も同国の実習生を11月から受け入れる。
 リオン・ドールコーポレーションは4月にベトナムの首都ハノイで採用試験を実施した。約90人が希望し、1次面接を経て最終面接で女性22人の合格が決まった。10月には第2期生の面接も予定しており、来春に約10人を採用する予定。
 実習生は今冬から同社の流通センターに勤務し、総菜などを作りながら調理技術を身に付ける。会津若松市川原町の寮で生活する。同社は地元の町内会や市国際交流協会、留学生が多く在籍する会津大などと連携。互いに交流し、ベトナムとの友好を深めるとともに母国から離れて暮らす実習生が安心して働ける環境を整える。
 事前受け入れ準備としてベトナム語を併記した身だしなみや総菜の作り方のマニュアル、あいさつやよく使う言葉や専門用語などの翻訳集などを用意している。
 リオン・ドールによると、総菜部門の出荷量は年々増えているが、製造する人員を増やすため求職情報を出しても思うように人が集まらなかった。少子高齢化などによる将来的な人材不足への懸念もあり、日本との関係が良好で、実習生の希望者が多いベトナムでの採用活動を決めた。同社の山口正幸人事部長(39)は「実習期間を終えても結婚して住み続けたり、ベトナムに戻って会津の魅力を伝えたりして実習生が再び来るサイクルができることを期待したい」と話している。

福島民報社

最終更新:8月27日(土)11時9分

福島民報