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【インタビュー】スプリット・ニクソン「シンプルだけどクリエイティヴ性溢れるアルバム」

BARKS 8月29日(月)12時44分配信

スプリット・ニクソンの本邦デビュー・アルバム『アンブレイカブル』が8月31日に発売となる。骨太なサウンドとキャッチーなメロディ・ラインを聴かせる、雄大なアメリカン・ハード・ロック・アルバムだ。

◆スプリット・ニクソン画像

2002年に結成されたケンタッキー出身のスプリット・ニクソンは、2004年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表、熱心なロック・ファンの心を掴んだ彼らは、LAのマネージメント会社と契約を結び、その名を徐々に広めていった。2012年にセカンド・アルバム『Unbreakable』を完成させるも、配給元とのトラブルに巻き込まれたバンドは自主レーベルからの発売変更を余儀なくされ、アルバムはアメリカ国内のみの流通となった。

そんな逆境にもめげることなく地道に活動を続けていったスプリット・ニクソンは、2015年に再度ツアーを敢行、かつてのパワーとケミストリーが戻ってきたことを実感し、良質なロック・ソングが多く収録された『Unbreakable』を完成させたのである。

──スタジオ・セッションとアルバムの仕上がりには満足していますか?

ジェイソン・メイズ(Vo、G):あー勿論満足しているよ。オレたちは曲を書き、レコーディングし、ミックスし、マスタリングの過程を経てアルバムを完成させた。ほとんどが自らの手によるものだからね。

──楽曲はどのように制作するのですか?

ジェイソン・メイズ:ごちゃごちゃになった大きなバッグからいろいろな物を取り出しながら整理していくような感じだね。ヴォーカル・メロディと歌詞をベースとして、ひとつの曲に仕上げていく。最後にジャム・セッションをしながら完成型を目指すんだ。ライヴのことも頭に置きながらね。ギター・リフから1曲になることもある。

──デビュー・アルバムをリリースしたときの反応はいかがでしたか?

ジェイソン・メイズ:とてもポジティヴだった。ライヴの動員は次第に増えていったし、週に4~5回のライヴを行っていた。ラジオ局も気に入ってくれたから曲だけでなく、オレたちのインタヴューもオンエアされたし、アコースティックでのライヴ出演もした。地元では誰もがスプリット・ニクソンはスターダムへと駆け上っているバンドという認識だった。

──スプリット・ニクソンの結成について教えて下さい。

ジェイソン・メイズ:2002年に結成したんだ。当初はトリオ編成だったけど、次第にもうひとりのメンバーの必要性を感じ始めた。3曲入りのEPを発表すると、ローカル・ラジオのDJがオレたちのサウンドを気に入ってくれてね、オンエアをしてくれたし局の推薦曲にも選ばれ、かなりかけてくれた。それからブライアン・ヘンダーソンが加入したんだ。デビュー・アルバムをリリースするとロスにあるAmeritone Entertainmentがオレたちに興味を示してくれて契約することになった。そうしてSALIVAやTHEORY OF A DEADMANとのツアーが実現したんだ。その後はいろんなことがあったけど、セカンド・アルバムをリリースすることもできたし、今回ヨーロッパをはじめ世界でのリリースが決まったというわけ。バンドの初期はニッケルバックと同じ方向性を目指していたと思う。ハードなリフや少しポップなところとか作風も似ていたからね。

──あなたが影響を受けたアーティストは?

ジェイソン・メイズ:バッド・カンパニー、マウンテン、ボストン、カンサス、ホワイトスネイクに影響された。1970年代のバンドが大好きなんだ。それ以降だとポリス、ジェネシス、ブライアン・アダムス、クイーンズライク、サウンドガーデン。クリス・コーネルがオレのルールさ。

──スプリット・ニクソンというバンドの名前はどのようにして付けたのですか?

ジェイソン・メイズ:しばらくはいろいろな名前を考えていたけど、1ヶ月後くらいにこの名前が思い浮かんだ。クリスマス・パーティーの時、弟がスケートボード・メーカーSPLITのシャツを着ていたんだ。そして腕を見るとNIXONの時計をはめていた。この2つの言葉が瞬時につながって閃いたのさ。驚いたことにメンバーの誰も笑うことなく全員納得の上、無事採用となったよ。

──バンドのメンバーを紹介してもらえますか?

ジェイソン・メイズ:オレ、ジェイソン・メイズがシンガー、ギター、プロデューサー、エンジニア担当。ポール・ロジャースとクリス・コーネルに多大なる影響を受けている。ジェイミー・ホールはベース。1960年代と1970年代のロック・マニアなんだ。特にザ・ビートルズとザ・フーについての知識はすごいよ。スコッティー・ロスはドラマー。カントリー・バンドとか様々なバンドで活動してきた器用なドラマーで、ポリスとピーター・ガブリエルとビールを愛する男。ビル・ディーンがブライアン・ヘンダーソンに代わって参加したギタリストで、彼はザ・ビートルズとTOTOに影響を受けている。現在のスプリット・ニクソンには欠かせない存在だね。サウンドの上でも人間としてもね。彼はブルースも上手に弾いてくれるギタリストだ。

──このアルバム『アンブレイカブル』のセールス・ポイントは?

ジェイソン・メイズ:ひとつの狭いジャンルだけではなくより広い層へとアピールできるアルバムだと思う。歌詞も意味あるものになったし、シンプルだけどクリエイティヴ性溢れるアルバムだね。音楽性の幅が広いから、ハードなものからポップなセンスも収められていると思う。

──アルバムの中で特にオススメの曲はありますか?

ジェイソン・メイズ:最初のシングル「Broke」かな。ライヴでの反応がとてもいいんだ。あとは「Hotrod Covergirl」の反応がいい。ガソリンスタンドで給油中に見たHotRodマガジンにインスパイアされて書いた曲なんだけど、アメリカらしいだろ?

──日本のロック・ファンにも人気が出そうですね。

ジェイソン・メイズ:日本かぁー…まだ行ったことがないよ。機会があれば是非行ってみたい国だけど、そのためにはみんながオレたちの音楽を買ってくれないとね(笑)。日本の文化を学びたいし、日本にある米軍基地でプレイするのもいいかも。今日はありがとう。

スプリット・ニクソン『アンブレイカブル』
2016年8月31日発売
BKMY-1031 2,222円(税抜価格)+ 税
※輸入盤日本仕様
1.Unbreakable
2.Truckin'
3.Broke
4.Backseat Friday Night
5.Hotrod Covergirl
6.About You
7.Suffer
8.Dead Inside
9.The Heartbreak Of My Life
10.I Don't Miss You

Produced by Split Nixon
Line-up ;
・Jason Mays(vo / g)
・Bill Dean(g)
・Jamie Hall(b)
・Scotty Ross(ds)

最終更新:8月29日(月)12時44分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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