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事業主らに是正勧告 建築基準法違反

カナロコ by 神奈川新聞 8月27日(土)7時30分配信

 横浜市都筑区のマンション傾斜問題で、市は26日、全4棟のうち西棟を建築基準法違反と特定、事業主の三井不動産レジデンシャルと施工主の三井住友建設に是正勧告を出した、と発表した。このマンションで同法違反が認定されるのは初めて。

 事業主側は6月、くい未達があった西棟について、同法が定める耐震基準を一部満たしておらず、震度5強の中規模地震が発生した場合、建物の柱やはりの一部が損傷する可能性があると報告。市はこれらの内容を精査するなどし同法違反と結論付けた。

 また、マンション敷地内にあり、市が所有する保育所について、全棟建て替えとなった場合の仮移転先も決定。事業主が同マンション住民の相談場所として新築した建物で、現在地から徒歩約10分。1階部分を改修、増築し来年4月に移転させる。

 同マンション管理組合理事の一人は「問題発覚から1年近くも不安におびえて生活していた居住者のことを考えれば遅すぎる。9月の建て替え決議で全棟建て替えが決まり、一刻も早く不安な生活から解放されるよう願っている」とコメント。三井不動産レジデンシャルは「勧告を踏まえ、区分所有者の皆さまの意向を確認しながら、引き続き誠心誠意対応する」、三井住友建設は「勧告を厳粛に受け止めて真摯(しんし)に対応する」としている。

最終更新:8月27日(土)7時30分

カナロコ by 神奈川新聞