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箱根の魅力発掘へ 早雲山で星空観察会、28日まで

カナロコ by 神奈川新聞 8月27日(土)9時0分配信

 箱根の観光資源の掘り起こしに向けた試みとして、早雲山の裾野にある早雲山駅展望デッキ(箱根町強羅)で星空観察会が開かれている。期間限定でカフェもお目見え。ここでしか味わえないカクテルも楽しめる。昨年の箱根山・大涌谷周辺の火山活動活発化後、新たな観光資源の掘り起こしの必要性が指摘されており、地元事業者らも「徐々に魅力が伝われば」と期待を寄せる。

 早雲山駅は箱根登山ケーブルカーと箱根ロープウェイの中継地点で、複数の公共交通を利用する箱根周遊コースの経由地となる。ただ駅周囲に観光施設がないことから、ほとんど乗り換えのみの利用となっている。

 目を付けたのが相模湾などを望める同駅展望デッキからの眺望や夜景だ。町観光課は「天気が良いときは江の島の灯台が見える」と話す。

 これを集客に生かそうと試験的な取り組みとして、町、町観光協会、箱根強羅観光協会の主催で今月下旬から期間限定で始まった。

 星空観察会では大涌谷にある箱根ジオミュージアムの学芸員が解説役を務める。リクライニングシートを40席用意。特設のカフェでは、オリジナルカクテルを販売している。同課は「徐々にでも魅力を知ってもらいたい」と期待。箱根強羅観光協会専務理事の田村洋一さんも「新たな観光資源の発掘に向けた第一歩。同駅周辺で継続してイベントを開いていきたい」と意気込む。

 24日夜、展望デッキを訪れていた田中順子さん=藤沢市=は「土星が見られた。本当にラッキー。箱根と聞いて思い浮かぶのは温泉だが、静かな空間で星空が見られロマンチック」と笑顔。一緒に訪れていた角田早苗さん=東京都港区=は「車で来たが、途中まで周囲が暗く、不安だった。早雲山駅は詳しく知らなかったが、星空がきれい。周りにすすめたい」と話していた。

 28日まで。入場無料で午後4~9時。雨天中止。問い合わせは、町総合観光案内所電話0460(85)5700。

最終更新:8月27日(土)9時0分

カナロコ by 神奈川新聞