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東京から移住、島人に笑顔を 宮古島で人気のピエロ「ゆずちゃん」

沖縄タイムス 8/27(土) 11:15配信

 【宮古島】「島ピエロのゆずちゃん」こと、明石光佐さん(31)=宮古島市上野宮国=がバルーンアートで子どもたちを楽しませている。2013年に東京から移住して3年。地域の保育園入園式や祭り、市内ホテルでパフォーマンスを披露し、知名度が上がっている。昨年から子ども劇団の演劇指導も始め、活動の幅が広がる。「島の人に笑顔になってもらえるよう、活動を続けたい」と意気込む。

 明石さんは北九州市の生まれ。演劇の世界を目指して中学生の頃、アマチュアの劇団に入って表現力を磨いてきた。バルーンアートを始めたのは16歳の時、劇団の先輩に誘われて組んだピエロパフォーマンスがきっかけだ。風船を使い、動物や植物などさまざまな表現ができるバルーンアートの世界に魅了され、技を磨いてきた。今や「数えたことがないぐらい」と種類も豊富で、写真があれば子どもたちの要望に合わせて即興で作ることができる。

 夫の転勤で宮古島に移住し、活動を開始。オレンジや黄色の色鮮やかな衣装を身にまとってのパフォーマンス姿に、島での知名度も上がってきた。「人見知りの子も風船を見ると、少しずつ顔を上げてくれる」。作品が出来上がっていくにつれ、子どもたちの表情が笑顔に変わるのが楽しみだ。

 夏休み中は市内ホテルのレストランで利用客向けにバルーンアートを披露。埼玉県から家族4人で来た小学3年生の鈴木巨弥(なおや)君(8)は大好きなタコのバルーンを注文。「よしたこ君」と名付けて「もう1人、家族ができた」と満足げだった。

 「人と関わっていくのが好き」と話す明石さんは、昨年から子ども劇団の指導も手掛ける。小学4年生から高校3年生までの18人に芝居を教え、今月13日に初めて脚本・演出を手掛けた初舞台を成功させた。ピエロの活動と同じく演劇での子どもたちとの関わりも大切にしたいと語り、いつの日か「島にはゆずちゃんがいるからね」と言われるのを心待ちに活動を続けている。

最終更新:8/27(土) 11:15

沖縄タイムス