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給付型の奨学金創設、能登町 能登高進学者を対象に

北國新聞社 8月27日(土)2時56分配信

 能登町は来年度、町内の中学を卒業し、能登高に進学した成績優秀者に、返済の必要がない給付型奨学金制度を創設する方針を固めた。町唯一の高校存続のため、優秀な人材が町外に流出するのを防ぎ、同校の学力引き上げにつなげる。同校から国公立大に合格した生徒への経済支援も検討し、進学実績の向上を図る。26日に開かれた町子ども議会で持木一茂町長が明らかにした。

 給付型奨学金制度は、現在の中学3年生から対象とする方針で、毎年5人前後を見込んでいる。月額2万円程度の支給を想定しており、選定方法も含め検討を進める。

 町内の中学卒業生のうち、6~7割が町外の高校に進学しており、能登高の魅力を高めることで流出に歯止めをかける。奨学金は大学受験を見据えた学習のための費用や、進学資金として活用してもらう。町によると、特定の県立高校を対象とした給付型奨学金制度は県内で初めてという。

 能登高から一般入試で国公立大に合格し、進学した生徒に対して入学金相当額を支援する制度の創設も検討する。町や町民有志でつくる「能登高校を応援する会」を通して支援する。

 能都中3年の道下真優(まひろ)さんが能登高のPRについて質問した。持木町長は奨学金制度の創設などを検討していると説明し「能登高と連携して魅力を高め、入学者の確保に努める」と述べた。

 能登高は今年度から1学級減り、普通科と地域創造科の各1学級となった。入学者数は昨年度の77人から今年度は53人と定員割れが続いている。

 町は今年度から、高校存のため「能登高魅力化プロジェクト」を開始した。今月から、能登高生と町内の小中学生を対象とした学習塾の運営を始めており、奨学金制度などの創設もプロジェクトの一環となる。

北國新聞社

最終更新:8月27日(土)2時56分

北國新聞社