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空売り投資家レフト氏、リポートで不公正取引-香港裁判所が過失認定

Bloomberg 8月26日(金)19時51分配信

空売り投資家で調査会社シトロン・リサーチを率いるアンドルー・レフト氏に対し、香港の裁判所はシトロンによる香港上場企業に関するリポートが不公正取引に当たり、過失があったと断じた。

金融市場の不正を審理する香港の市場失当行為審裁処(MMT)は26日公表した文書で、シトロンのリポートに記載された情報は「虚偽や重大な事実について誤解を招くような内容、重大な事実の欠落」があり、このポートをまとめたレフト氏は「乱暴」または「怠慢」だったと指摘した。

レフト氏は2012年6月21日、香港上場の恒大地産集団(現在は中国恒大集団に社名変更)が破産状態にあることを隠すため会計上のトリックを使っていると主張するリポートを発表。これを受けて同社株は1日で20%急落した。同社はこの疑惑を否定、後日警察に届け出た。

香港でレフト氏の代理人を務めるティモシー・ロー弁護士はインタビューで「裁判所の判断に驚いている」と述べ、リポートを検証していると明らかにした。MMTは情報の自由な流れを制限する「極めて高い基準を市場に設定した」とも語った。

香港証券先物取引委員会(SFC)は2014年12月、リポート発表直前に恒大地産株410万株を空売りし、約170万香港ドル(約2200万円)の利益を上げたとしてレフト氏とシトロンを提訴した。

原題:Hong Kong Tribunal Finds Citron’s Left Culpable of Misconduct(抜粋)

Benjamin Robertson, Eduard Gismatullin

最終更新:8月26日(金)19時51分

Bloomberg