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米国株(26日):下落、FRB当局者発言で年内利上げ観測強まる

Bloomberg 8月27日(土)5時33分配信

26日の米国株は下落。米金融政策当局者の発言で景気見通しへの楽観が高まった一方で、早ければ9月にも金利は引き上げられるとの見方が広がった。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長はこの日ワイオミング州ジャクソンホールで金融当局者やエコノミストらに向けて講演。経済に対する強気な見解が好感され、朝方の米国株は上昇していた。その後フィッシャーFRB副議長がイエレン議長の発言について、9月利上げの可能性を残していると述べると、株価は下げに転じた。銀行やテクノロジー、ヘルスケア関連株が上昇した一方で、公益事業株や通信株は売られた

テミス・トレーディングの株式トレーダー、マーク・ケプナー氏は「フィッシャーFRB副議長は、9月利上げを議題として残したいと考えている」と述べ、「今年上半期の低成長について副議長は懸念していないと述べており、経済成長は生産性と投資が鍵だとしている。この日は薄商いで参加者も多くなかったため、こうした値動きは起こりやすい」と続けた。

S&P500種株価指数は0.2%低下して2169.04。週間ベースでは2週連続安となった。ダウ工業株30種平均は53.01ドル安の18395.40ドルだった。ナスダック総合指数は0.1%上昇した。

フィッシャー副議長の発言を受けて、利上げ観測が広がった。ブルームバーグがまとめた先物市場動向によると、来月の利上げは42%と織り込まれている。イエレン議長の講演直後には同32%だった。12月までの利上げ確率は約63%と、2週間前の42%から上昇した。

イエレン議長は「労働市場の堅調さが続いていることや、経済活動とインフレに対する当局の見通しを考慮すると、フェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠はこの数カ月で強まったと考えられる」と述べた。

この日はS&P500種セクター別10指数のうち7指数が下げた。生活必需品は0.5%安。素材も安い。

ハーバライフは2.3%安。カール・アイカーン氏がハーバライフの持ち株を売却していることをジェフリーズから聞いたと、ウィリアム・アックマン氏が米CNBCのインタビューで発言した。医療機器のアリーアは2.8%下落。同社はアボット・ラボラトリーズに対し、買収合意に基づく義務履行を求めて訴えを起こした。

原題:U.S. Stocks Slide as Investors Ramp Bets for Rate Hike This Year(抜粋)

第2段落を加え、第4段落以降を追加します.

Oliver Renick, Dani Burger, Anna-Louise Jackson

最終更新:8月27日(土)6時38分

Bloomberg