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MRJ、再び名古屋へ引き返す 昨日と同じ故障検知

Aviation Wire 8月28日(日)19時23分配信

 8月28日昼すぎに県営名古屋空港を出発した三菱航空機のリージョナルジェット機「MRJ」の飛行試験初号機(登録番号JA21MJ)は、新千歳空港へ向かう途中で名古屋へ引き返した。昨日と同じく空調システムの監視機能が故障を検知したことによるもの。

 MRJは午後0時58分に名古屋空港を離陸。新千歳空港で給油後、ロシアのカムチャツカ半島、米国のアラスカを経てモーゼスレイクのグラントカウンティ国際空港へ向かう予定だった。

 ところが新千歳へ向かう途中、空調システムの監視機能が故障を検知したため、午後2時ごろ秋田県上空で名古屋へ引き返し、午後3時18分に戻った。

 三菱航空機によると、米国へのフェリーフライト(空輸)の再開時期は、点検結果を見て判断するとしている。

 MRJは今週に入り、機材点検などで二度の延期を経て、昨日27日昼に新千歳へ向けて出発。ところが、試験飛行空域で空調機器の状態を示す監視装置に数値の異常が出たことから、出発から約1時間後の午後0時50分に名古屋へ戻った。28日は日曜日とあって、名古屋空港の展望デッキはMRJの出発をひと目見ようと、親子連れやデジタル一眼レフと超望遠レンズを持った航空ファンでごった返した。

 家族連れの中には出発後、「また戻ってくるかも」と子供に冗談めいて話す母親もいたが、“予言”が的中してしまった形だ。

 5機の飛行試験機のうち、年内に4機をモーゼスレイクへ持ち込む計画。飛行試験2号機(JA22MJ)は5月31日に初飛行に成功しており、3号機(JA23MJ)と4号機(JA24MJ)は、9月から10月にかけて初飛行にこぎ着ける見通し。ローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)の塗装を施した5号機は、国内で飛行試験を進めていく。

 秋以降は雪の影響など気象条件が厳しくなることから、計画通り年内に4機を米国へフェリー出来るかが課題となる。量産については、今秋から最終組立を開始する見込み。量産初号機のANAへの納入時期は、2018年中頃を計画している。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:8月28日(日)19時48分

Aviation Wire