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クリス・ハートのマイケル・ジャクソンも!『情熱大陸フェス』東京公演、大盛況のうちに終了

M-ON!Press(エムオンプレス) 8/28(日) 13:43配信

葉加瀬太郎がイベントアドバイザーを務める『情熱大陸フェス』の東京公演が、8月27日、夢の島・陸上競技場で開催された。同イベントは今年15周年を迎え、15組のアーティストがアニバーサリーイヤーにふさわしい熱いパフォーマンスを7時間30分に渡って繰り広げた。

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2014年以来、3年連続出場を果たすMay J.は初のトップバッター。お馴染みのレリゴーでは、葉加瀬太郎がアナ雪のオラフの着ぐるみ姿で現れ会場を沸かす。続いてゲストに参加したクリス・ハートが「ボクも着たい…」と羨ましがったほど。そして情熱大陸フェス初の演歌界からの刺客、山内惠介がステージに。「夏フェス初めてで緊張してます…。なので地味な衣装で参りました!」と金ラメのジャケット(!?)を羽織り、胸には数字の15をモチーフにしたペンダント。戸惑う観客をよそにグイグイと自分の世界に持っていく力量はさすが。葉加瀬も「精いっぱい寄せていただきました!」とド派手な演歌調の衣装で山内を盛りたてると、観客も気がつけば総立ちで“惠チャンコール”を叫んでいると圧巻の客さばき。藤井尚之のむせび泣くサックスがこれほど演歌に合ってるとは! 新しい発見。

強烈なインパクトのあとは『情熱大陸フェス』レギュラーメンバーでもあるカサリンチュとSING LIKE TALKINGが盤石のステージをみせる。そして清木場俊介。登場のアナウンスで場内からは大きな歓声が上がり、清木場コールが巻き起きる。それに応えるように清木場も熱いパフォーマンスを続け、場内は大盛り上がり。ところが4曲目を終えた頃から激しい雨が降り出す。実は『情熱大陸フェス』、2008年に会場を夢の島に移して以来、雨は初めて。葉加瀬を迎えてのラストナンバー「今。」は壮大なバラード。艶やかなボーカルと幽玄なバイオリンが広い会場の隅々にまで響き渡り、雨中の競演は、のちのちまでに語り継がれるであろう感動の名演となった。

雨中の熱演の後は、ボーカルグループ2組が続けて出演。葉加瀬バイオリンの旋律と、三層に重なるボーカルとのハーモニーが美しい初出場のKalafina。なんと「情熱大陸」のテーマ曲をオペラ調のコーラスで聴かせたLE VELVETSの5人。いずれも“ヒューマン・ボイス”の素晴らしさを堪能できた。

昨年、最年少で出演を果たした家入レオは、冒頭2曲を元気いっぱいに歌い、会場から喝采を浴びる。「真夏の思い出を、会場の皆さんとたくさん作っていければと思います!」と葉加瀬と共にミディアムテンポナンバーの「君がくれた夏」をじっくりと歌い込んだ。

そして、この日2組目の演歌界からの刺客。芸能生活50周年を迎えた大御所歌手、水谷千重子。「よろしくお願いしま~す水谷です!」と着物姿でにこやかに登場し、こぶしを効かせた「キューティーハニー」「夏の扉(松田聖子のカバー)」で客席をノックアウト。「これでMBSさんとのパイプが出来て、情熱大陸で密着取材いただければ!」と不純な出演動機を明かし、場内を笑いの渦に包み込む。中盤には着物姿の妙齢女性で構成される「お米ガールズ」がバックでダンスを披露とやりたい放題。葉加瀬も「今まで(情熱大陸フェス)それなりのカラーを作ってきたんですが…」と思わず苦笑い。来年も来そうな勢いですね? とふられ、最後は「アイ・ウィル・ビー・バック!」と言い残し、観客を煙に巻く5曲20分の、やり逃げ(!?)ステージを終えた。

爆笑ステージのあとは、じっくりボーカルを味わいたいところ。今年の『情熱大陸フェス』はそんな期待に応えるかのような絶妙な構成で、続いて控えるのは本格派ボーカリスト、クリス・ハート。貫禄の歌声をじっくりと聴かせる。と思っていたら3曲目にはMJの扮装に着替え、なんと「Beat It」で、ダンスまで披露! ついついJ-POPアーティストと認識していたが、考えてみたら黒人シンガー。このパフォーマンスがカッコ良過ぎで、オーディエンスを唸らせた。

続いては『情熱大陸フェス』最多出場を誇るギタリストの押尾コータロー。押尾といえば、インストゥルメンタルの印象があるが、15周年を記念し、May J.を迎えてこの日はボーカルナンバーを披露。曲は村下孝蔵の名曲「初恋」。葉加瀬のバイオリン、柏木弘樹のチェロにアコースティックギター、ボーカルが四位一体となって絶妙に重なり合い、聴いたことのないような美しい「初恋」を演奏。観客もじっと聴き入る。

押尾コータローと並んで、『情熱大陸フェス』レギュラーの藤井フミヤは、1曲目から「TRUE LOVE」の大サービス。最新アルバム『大人ロック』の曲を中心に、アダルトオリエンテッドな渋くて優しいロックを聴かせていく。ラストはバンド時代の名曲「夜明けのブレス」を葉加瀬太郎のバイオリンをバックに歌い、古くからのファンは感涙モノの大興奮。

そしてお祭り男、ナオト・インティライミ。登場するだけで大歓声があがる人気者だ。しかしながら、アップテンポナンバーだけがナオトの魅力ではない。3曲目の「Overflows ~言葉にできなくて」では葉加瀬太郎のバイオリン、柏木弘樹のチェロに自身はキーボードを弾きながら3人だけの演奏でバラード曲をじっくりと歌い上げる。しとしと降る雨が借景となって、実に美しい光景となった。ラスト2曲は、観客全員がタオルを振り回すノリノリのナンバーに。バランスの取れた緩急自在のパフォーマンスで客席を魅了した。

JOUNETSU STAGE(サブステージ)のトリは初出場の新山詩織。エレキギターを抱え4人編成のバンドと共にステージに上がる。シンガー系が多い情熱大陸フェスの中では珍しく、ソリッドなバンドサウンドを響かせる。

オオトリは葉加瀬太郎。お馴染みの「エトピリカ」から始まり、最新アルバム『JOY OF LIFE』に収められた楽曲をていねいに紡いでいく。ここまでに見せたおふざけモードとは一転し、バイオリニスト葉加瀬太郎の真骨頂をじっくりと聴かせる。ひとしきりオーディエンスを酔わせたあとは、ラストナンバー「情熱大陸」に突入。閉幕したオリンピックの舞台を彷彿させる熱いサンバ調のアレンジにファンク色も加わり、広い会場は一挙にヒートアップ。バンドメンバーが次々とソロを披露させていくと11,000人のオーディエンスのアドレナリンも急上昇。会場となった夢の島陸上競技場がこれで最後という感慨もあってか、葉加瀬やミュージシャンらの雨中の熱演は感動的すらあった。曲が終わると葉加瀬に呼び込まれ、全出演者がステージに集結し、全員で挨拶。いつまでも鳴り止まない拍手を後にメンバーはステージを降り、7時間30分近くにも及んだ情熱大陸フェス東京公演は終了。来年度以降の会場は未定だが、20周年に向かってこれからも続けて行って欲しいイベントだ。

PHOTO BY Masahiro Arimoto/Ryosuke Oshiki/Miku Tosaka

情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA’16 OFFICIAL WEBSITE
http://www.mbs.jp/jounetsu/live/2016/

最終更新:8/28(日) 14:01

M-ON!Press(エムオンプレス)

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