ここから本文です

投資の世界でも「富裕層」が勝ち組、上位1%が最高リターンを獲得

ZUU online 8/28(日) 8:40配信

投資の世界で最もハイリターンを叩きだしているのは、最大規模のポートフォリオを所有しているわずか1%の層であることが、投資データアプリ「オープンフォリオ」の統計から明らかになった。

昨年クレディ・スイスから、「世界総資産の半分を人口の1%が所有している」というレポートが発表されたが、投資の世界でも同様の「富が富を生む法則」が作用しているようだ。

■ポートフォリオの規模とリターン率は比例する

「オープンフォリオ」の分析によると、ポートフォリオの規模が大きくなればなるほど、高リターンを狙えるという。

過去1年間のデータを見てみると、ポートフォリオの規模が最小の層である1%の資産に
3.32%の減少が記録されているのに対し、最大層は3.73%の収益を得ている。

こうした数字の差は単に投資額の大きさに左右されているのではなく、投資の仕方に起因するものと推測される。

長年投資の恩恵を受けている富裕層の投資法には、「分散型投資を好む」という特徴があり、そのほかの層のように単一の銘柄に絞って投資しない。

資産を分散することで、市場変動によるリスクを最低限に抑えることができる。シンプルだが重要な法則だ。

最大規模層の5%が単一銘柄に40%以上比重を置かず、平均変動率が15%に抑えられているのに対し、ポートフォリオの70%以上を単一銘柄で構成している最小規模層の5%は、平均変動率が33%にも達しているということも、統計で判明している。

賢い投資で富から富を生みだすコツを、富裕層から学ばない手はない。

■現金への依存、銘柄の増やし過ぎにも要注意

オープンフォリオは2014年にも、3000件にのぼるデータをベースに、「資産を減らす最大の要因」に関するレポートも昨年発表しており、「ポートフォリオで現金の比重が20%以上だった投資家が損失をだした」としている。

2014年は当たり年といわれていたにも関わらず、約25%の投資家の資産が減少したという事実は、けっして現金が安全な投資対象ではないという現状を表している。

米投資家のポートファイルの平均36%が現金で構成されていたことも、非営利組織マネージメント、Applied Research Centerが、2014年に2800人の投資家を対象に行った調査で報告されている。

2008年のリーマンショック以来、投資家が株式市場に臆病になっているのは不思議ではない。しかし世界的に低金利傾向が増している近年、銀行に預金していても残高が減るだけではなく、株や債券で収益を生みだす大きなチャンスを逃していることになる。

ここで注意すべきは、もう一つの損失要因である「銘柄の増やし過ぎ」だ。分散投資は、管理しきれないほど多数の銘柄に手をだすという意味ではない。あくまで管理可能な範囲で、バランスよくポートフォリオを構成することが前提である。

オープンフォリオのデータによると、銘柄を管理できる範囲に好バランスで絞っていた投資家の方が、10銘柄以上を所有していた投資家よりも高リターンを得ている。

「現金に依存することなく、分散投資で丁寧にポートフォリオを管理する」が、投資の勝ち組に仲間入りするコツのようだ。(ZUU online 編集部)

最終更新:8/28(日) 8:40

ZUU online