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ウンジャミ 厳かに 神女、豊年・豊漁願う 伊平屋・田名

琉球新報 8月28日(日)5時0分配信

 【伊平屋】伊平屋村田名で8月19日(旧暦7月17日)、アカグチ(海神)を迎え豊作・豊漁を祈願する神送りの伝統祭事、ウンジャミ(海神祭)が執り行われた。

 白装束に身を包んだハンズナーと呼ばれる神女の7人(もともとは20人)がお宮で祈願し、神々を歓待。布を張った舟型の囲いに立って「メーヌカー」の掛け声とともに、「オー」と呼ばれるダンチクの葉で舟をこぐ「フナウクイ(舟送り)」の儀式を行った。

 その後、マジキナーのハンタ(通称・ハナシチ)とアカシ海岸へ移動。ナートゥンチビ御嶽(うたき)に向かって拝み、海岸の岩に立ち、手ぶりを交え歌を歌いながら「だんじゅ嘉利吉(かりゆし)」の神送りを行った。

 伊平屋村で行われるウンジャミ(海神)は昔、喜界島のノロが首里に行く途中、台風で伊平屋島に避難した際、島のノロと知り合いになり、島を発(た)つ際に行われた祭事と言われており、古くから大切にされている伝統行事の一つだ。
(譜久村美波通信員)

琉球新報社

最終更新:8月28日(日)10時34分

琉球新報