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北部ヘリパッド 防衛局が大規模伐採 切り株、直径20センチ超

琉球新報 8月28日(日)14時47分配信

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場で新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)が建設されている問題で、琉球新報は米軍北部訓練場の通称「N1裏」ゲートからN1地区ゲートにつながるあぜ道で行われている沖縄防衛局の作業の様子が分かる写真を27日、入手した。写真では幹が20センチ以上あるとみられる太い樹木の切り株や、大きなはさみが付いた重機によって作業をする様子が写っており、ヤンバルの豊かな森で大規模な伐採が行われている事実があらためて浮き彫りになった。

 関係者は「おびただしい数の樹木が切られており、(幹が)50センチ以上もありそうな木もある。大規模な自然破壊だ」と批判した。

 胸の高さで直径4センチ以上ある立木(りゅうぼく)を伐採するには沖縄森林管理署との事前協議が必要だが、今回工事が進められている区域で事前協議が行われたかどうかは不明だ。

 ヘリパッド造成工事を巡っては3日、沖縄防衛局が事前協議なしで一部、立木を伐採したことが分かり、沖縄森林管理署が伐採の中止を指示した。だが、5日、森林管理署は沖縄防衛局との事後協議が成立したとして、協議が成立した範囲の立木伐採はできるようになっていた。

 N1裏ゲートからN1ゲートに続くあぜ道は里道(道路法が適用されない公道)だが、N1地区のヘリパッド造成地など一部が米軍提供施設区域内になっている。写真が撮影されたあぜ道は25、26の両日にかけて沖縄防衛局がフェンスを設置したため、現在は通ることができない。

琉球新報社

最終更新:8月28日(日)14時47分

琉球新報