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【マラソン】吉田、10年ぶりV!東京五輪「視野」

スポーツ報知 8月29日(月)5時4分配信

◆北海道マラソン(28日、札幌・大通公園発着=42・195キロ)

 吉田が両手を広げ、一番最初にゴールテープを切った。前半は積極的に中盤は少し緩め後半にラストスパートをかける。思い描いたプランが見事にはまり、ラスト3キロ付近まで先頭だった水口侑子(デンソー)をかわして逆転Vを飾った。今回は30回記念大会。前回20回を含め節目で優勝した“メモリアル女王”は「ホっとしてます」と胸をなで下ろした。

 国内唯一、夏のフルマラソンは思い出の大会だ。10年前は初マラソン初Vでランナー人生の転機となった。当時は実業団所属だったが、現在は市民ランナーを指導する傍ら自分の練習に励むスタイル。決して環境は良くないものの、“教え子”からメニューのバリエーションを教わるなど刺激を受けている。「今までなかった粘りが発揮できた」と経験が糧になっている。

 第1回は439人から始まり、今年はファンランを含め1万9205人が走った。吉田は「沿道の方、市民ランナーに多く声をかけてもらった」と感謝した。リオ五輪は代表候補まで名を連ねたが、故障で欠場。2020年東京五輪について「積み重ねの練習を楽しみながら確実にタイムを出したい。第一線の競技者としては視野に入れたいですね」と吉田。北の大地で自信をつかみ、まだまだ成長を続ける。(西塚 祐司)

最終更新:9月13日(火)5時39分

スポーツ報知